16話 ページ16
緑谷 side
｢何が起こっているんだ｣
俺たちは目の前の光景にただただ唖然とするだけで
誰も動かない
目の前のフィールドでは何人ものヒーローが血を流して倒れている
こうなったのはほんの数分前
突然空に雲がかかり太陽を隠したことにより辺りが暗くなった瞬間
べベンッ!!
琵琶の音が聞こえたかと思うと襖のようなものが現れ異形の人間が数体現れた
ヒーロー｢なっ……なんだ君たちは!!｣
ヒーローのひとりが肩に手を置いた瞬間
ブチッ
全｢!!?｣
ヒーロー｢ギャァァァァ!!｣
ヒーローの首元に噛みつきそのまま肉を剥いだ
その瞬間観客席では悲鳴の嵐
ヒーロー達は奴らを取り抑えようとするが力は一目瞭然、明らかにヒーロー達が負けていた
｢お、鬼だ……｣
緑谷｢え？｣
隣にいた上鳴くんが青い顔してそう言う
上鳴｢ほら、この前現れた鬼殺隊の人が言っていただろ……？
俺らも見た……アレだ……｣
あの時は信じてなかったけど……ホントに居たんだ
上鳴くんはそう言って体を震わせる
｢あれ……ここに産屋敷が居るって聞いたんだけどなぁ……｣
1人だけ、俺たちでも格の違いが分かる鬼が頬を描きながら苦笑いしていた
｢呼んだかな｣
落ち着いた声がして目を移すと俺たちよりいくつか若いおかっぱの男の子がゆっくりと立ち上がった
｢あ、良かった居たんだ!!
これで頭を吹っ飛ばされなくてすむよ!!｣
緑谷｢!!｣
フィールドで笑っていたはずの鬼はいつの間にかおかっぱの子の目の前に現れて扇子を振り上げる
｢恨みは無いけどあの方の命令なんだ
ごめんね｣
緑谷｢やめろー!!｣
間に合わないと分かっていながらも走って男の子に手を伸ばす
｢その方に触れるな｣
氷のように冷たい声が聞こえたと同時におかっぱの男の子に伸びていた手が宙を舞った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 707人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
油揚げ(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！笑える要素もあってとても楽しく読ませてもらってます(*´▽｀*) (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 0de8082f55 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - いつか枯れるwww捉え方うける笑笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！さん» 灰になる途中なので｢倒れている｣と書きました。分かりづらくてすみません..... (2019年10月21日 23時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - ですがいろいろ設定を変えているのでしょうか？ (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - 8話のところ、「鬼が倒れている」とありますが鬼は首を斬られたら消えますよ。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水菜目
| 作成日時：2019年10月11日 23時
