検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:139,639 hit

83話 ページ33

貴女side


鋭い痛みで目を覚ました
辺りは朝方なのか明るくなり始めていて


貴女(っ………?)


ゆっくりと起き上がると右頭上に1枚の紙が置いてあることに気づく


貴女(14時間……へぇ、なるほどね)


ベッドから抜け出し痛む腹部を抑えながら病院から必要なものだけを持ち外に出る


貴女「助力して欲しいとは……
まぁ、今回は私も巻き込まれた訳ですし?痛いし…


全て暴いてやりますよ」


頬を伝う汗を拭い人通りの少ない道を歩く




私がいなくなったことに気づいたのは私が抜け出して数時間した後らしい




家にたどり着きパソコンを立ち上げる
3時間ほどでフョードルのアジト、今いる場所、構成員などを全て割り出し探偵社に送り付けた


貴女「国木田さん、他に必要な情報はありますか?」


前に教えて貰った国木田さんの携帯に電話をかけて確認する


国木田「!!その声はAか!!!!
刺されたと聞いたが!!」

貴女「今はそんな事気にしている暇はありませんよ
それで、必要な情報は?」

国木田「い、いや…十分だ
助かる(目を覚ましたとして数時間前……その数時間でこれだけの情報を突き止めたのか!!?)」

貴女「そう……ですか
そちらに行けないこと……申し訳なく…思い…ま………」


ガタンッ!!!!!!


国木田「A?おい!!!!!!返事をしろ!!!!」


何かが倒れたと思ったがどうやら私が椅子から落ちたようだ


貴女(そう言えば毒使われてたんだっけ……
完全には抜けきってない時に血を巡りを早くさせたのは失敗だったな)


国木田さんの焦る声がドンドン遠くに聞こえていき
私は再度意識を失った






赤羽 side


Aさんが消えたと病院から連絡が入ったらしく生徒達全員でこの街を探し回る


杉野「そっちは!!?」

潮田「…ダメ」


渚くんが俺の隣で首を振り杉野はイラつきか家の塀を殴った
…あと思いつく場所


赤羽「……意外と近くに居るかもよ?」

2人「?」


俺はAさんの家に行き玄関の扉を引く
鍵は開いていた


赤羽「……用心深いAさんが家を開けっ放しで出ていくわけない
それに、数週間は目を覚まさないと言われた状態を一日で目を覚まし脱走、訳があると思うんだよね」


俺はズカズカと部屋の中に入ると2階に上がり扉を右から順番に開けていく


赤羽「!!
ほら、案外近くに居た」

潮田「Aさん!!!!」


右から3つ隣の部屋
そこには地面に倒れて意識を失っているAさんの姿があった

84話→←82話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (72 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
210人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 文スト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

麻理(プロフ) - 何時も面白くて更新が待ち遠しいです。1つ間違いが御座いましたので忠告させて頂くます。ヒョードルではなくフョードルですよ。 (2019年10月1日 13時) (レス) id: 41040ea4ef (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - かなり遅くなりましたが、続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 4a698e5aae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水菜目 | 作成日時:2019年9月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。