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90話 ページ40

貴女「ミレイおばさん入るよ」

薬を持ち中に入ると眉間にシワを寄せるミレイおばさん

ミレイ「なんだい生きてのか
来ないから死んだのかと思ってたよ」

貴女「酷いですね
しぶとく生きてますよ」


微笑みながらミレイおばさんの隣に座るとおばさんの手が私の頬に触れた


ミレイ「…あんたこの頃よく眠れてないだろ、隈が出来てるよ
まだ若いんだからちゃんと寝るんだよ」

貴女「!…ふふっありがとう」


おばさんの手に私の手を重ね擦り寄ると「猫か」と言われたものの手は引かれなかった




一時の間そのままでいると何やら外が騒がしい

貴女「おばさんはここに居てね」

扉を少し開けて外を確認すると役人が来たようでセドルおじさんが役人に頭を踏まれていた


貴女「っ!!」


怒りで外に出ようとすると


ミレイ「いいのかい?あんたが今出れば困るのはあんた自身だろ?」

貴女「…でも、知り合いが傷ついてるのを見過ごすほどのバカじゃないよ」


ミレイおばさんの家から出てフードを被るとセドルおじさんの頭を踏んでいた男を蹴り飛ばしたと同時に役人の男が斬られた


「な、なんだ貴様!!これもお前の仕業か!!」

「はぁーい僕ですが」


貴女「キッ…」


名前を呼ぼうとしたが役人に名前を覚えられても困るため飲み込む


「なんですか貴方達はこの村の人間ではないですよね」

ジェハ「僕達かい?
僕達は…天翔る緑の龍と人を惑わす紫の龍とでも呼んでくれたまえ」

「気をつけろ!!」
「コイツらアホだぞ!!」

貴女「ちょっと私も一緒にしないでよ!!」


ユン「ちょ…何してんの二人とも!!」


物陰から隠れて小声で私達を怒るユン


ジェハ「ユン君
物を奪うだけなら黙ってようと思ったんだけどね
女の子に乱暴するような美しくない連中を僕が許すと思うかい?」

貴女「流石に知り合いを踏まれて黙って見ている性分ではないの」

ユン「……もう」


諦めたのか何も言ってこないユン

ジェハ「僕は元海賊だからね
どこ行っても役人とは相容れないらしい」

ハク「ったくしょーがねぇな」

貴女「えっ!!?アンタはダ…メ」


後ろを振り返るとシンアのモフモフを顔に巻き付けたハクが立っていた


「もっと変なの出ました!!」
「妖怪?」
「仙人か?」
「なんか腹なってんぞ」


貴女「それ前見えてんの?」

ハク「まぁな
あっ、俺のことは暗黒リュ「無理に名乗らなくていいよ」」

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あきいろ(プロフ) - 83話が88話になってます! (2019年5月20日 0時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» oh......中学生か……若い……わしゃ高3です……はるかに年上だった…… (2018年5月4日 23時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - あ、僕中1のガキなんでw水菜目さんのほうがはるかに年上でいらっしゃいますよ (2018年5月4日 17時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» ええ子や……!!(年上だったらごめんなさい)わぁ、めっちゃ単純覚えやすいwww (2018年5月4日 17時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - いえいえ(^^)/暁のヨナのキャラの誕生日って単純ですよ(ヨナは4月7日、ハクは8月9日などw) (2018年5月4日 15時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2017年9月1日 21時

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