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「ねぇA」
食器は洗うって言ってくれたから、台所で食器を洗ってくれてるAに話しかける
「なに?」
手をパッパッてしてタオルで拭いてから、俺の近くまでパタパタくる彼女にちょっとそこ座っててとソファを指すと、
「う、ん?」
って戸惑いながらも座ってくれて。
俺は少し前に勝手に用意したものを取りに寝室に向かった。
「はい開けてみて」
「え?ありがとう」
「わ、綺麗」
どんな形であれ部屋を行き来する関係になってから、彼女と長く居たくて。
家に来てくれるなら
長く帰したくなくて、ゆっくりして欲しくて
「Aの、買ってみた」
綺麗なAに似合いそうなシンプルで綺麗なルームウェアを購入した。
「貰っちゃっていいの?」
「そのために買ったんだもん。
…でも、それは俺ん家に置いておいて欲しい」
「うん、?」
「俺ん家に来て、寛いで、できるだけ長く俺と居てくれるようにっていう願望?」
あはは、いいよって笑いながら
裕太はどんだけ料理失敗する気なのって言う彼女に
「その事なんだけど」
ずっと言いたかったことを口に出す。
「料理とかさ、失敗し合わなくても
会えるようにはなっちゃダメ?」
きっと、失敗とかの理由があった方が
彼女は来やすくて、呼びやすくて、会いやすいんだっていうのはわかってる。
まだ、弱みを持ちたくないっていう気持ちが彼女にあるのも。
けど、やっぱりそんな事なしで会いたいって思うのはダメだろうか。
さっき
俺はどんな存在なんだろうねって聞いた質問は
一緒いるの嫌?っていう狡い返事と
お腹すいたって言葉で軽く流されちゃったけど
俺はそろそろこんな関係から進みたいんだ。
「そうなってどうなるの?
今とやる事、結局変わらないと思うんだけど」
「進歩する。
料理の失敗なんかなくても、誰かと一緒にいたい時とか人の温もりに触れてたい時とかに会える」
「…それって都合のいい関係じゃん」
「いいじゃんそれで。Aもあるでしょ、
この仕事してたらそーゆー時。
俺は君が好きだから会えるのは嬉しい
Aはいつでも俺に居て欲しい時に呼んでくれればいい」
「…いやだよ。裕太に迷惑かけたくないし。
…何より撮られたりして、、
あの時の…あん時みたいな…わたし、わたしっ」
息が上がりそうになるAの背中をさする。
俺だって色々考えてあるんだ
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作者名:れんり。
| 作成日時:2020年3月2日 13時


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