類は友を呼ぶ 二 ページ43
「会いたくなった。吉原中の女たちから、太陽とすがられる女に……そんな太陽に、武神と
神威が降り立つと同時に、百華たちが血を噴き出して倒れた。
「君をお母さんの元に連れていくから、俺に星影サンを会わせて恩返ししてくれるかい？」
「な……なんであの人に会いたいんだよっ。残念だけどあの人は、誰にも体を売りやしない。それを強要しようとすればあの人が拳を飛ばしてくるぞ」
晴太は怯えながらも神威に辞めるように言った。
が、しかし神威はそれを聞いて口角を上げた。
「へェ……いいこと聞いたな」
「い、いいこと？アンタなに言って……」
「だってそれってつまり、星影サンを床で襲えば殺り合えるってコトでしょ？」
「なっ！？」
ニコニコ笑う神威の言動に晴太は目を見開いた。
(や、ヤバい。コイツ、頭おかしい……こんなヤツ星影姉に会わせたらまずい！！)
「い、いや。星影姉は強すぎるから、アンタの命が
「ならなおさら楽しみだね。強い女は好きなんだ俺……あの夜王が殺せなかった女、何としても子供作っておきたいよ」
「そりゃ、たいそう汚れた思想だこって」
廊下には百華の死体しかないはずが、男の声が聞こえてきた。
神威が気配を察知して後ろに拳を放つ。
しかしそれは軽く受け止められた。
『！！』
焦げ茶に近い赤髪に黄色い目の男ーーA戦によって。
「お？こんな所にまだ面白いのがいたなんて。また掘り出し物見つけたかな」
神威がニコニコして言う。
晴太は今まで何度か戦を見たことがあるが、ただの客だと思っているようで彼がこんな所にいて驚いていた。
「あ、アンタ確かいつも星影姉と一緒にいる……」
「へえ、星影サンと。恋仲か何かかな？」
神威は拳を離そうとするが、戦に強く掴まれていて腕すら動かせなくなっていた。
「恋仲なんかじゃねーよ。そんなもんになれたらどれだけ嬉しいか……強さにこだわるテメーにゃ色恋なんてわかりゃしねーよ」
しょせんは血の繋がっていない義兄妹であるため、手を尽くせば結ばれることはあり得る。
しかしA自身が彼を兄として強く意識してしまう事で、そもそも男女の関係に進む可能性などゼロに等しかった。
「じゃあ……」
神威は細く目を開ける
色気を帯びた青い瞳が覗いた
「あの女はヤり放題ってことだね」
ブチッと手元で音が鳴った。
神威の拳の筋が割れて血が流れ出る
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刹那＊桜(プロフ) - アイナさん» コメントありがとうございます！いつもご愛読いただき嬉しいです！この先も楽しんで読んでいただけるよう頑張ります(ง •̀ω•́)ง✧ (2023年1月29日 22時) (
レス) @page14 id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - 続編突入おめでとうございます！今回多めな戦闘シーンも、夢主ちゃんが毎回どのように強さを見せつけてくれるのか、周りがどう反応するのか、楽しみにしております。まだまだ寒いので体調に気をつけて頑張って下さい！ (2023年1月29日 18時) (レス) @page14 id: e6fe50ece6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那＊桜 | 作成日時：2023年1月28日 13時
