好きな相手なら、笑わせてみせろ 六 終 ページ27
「邪魔すんじゃねェェェ!!」
近藤は叫びながら刀で侍を薙ぎ倒す。
「男と男、男と女……いや、侍の決闘を邪魔することはこの悟罹羅勲が許さん!!」
「近藤さん!!」
お妙は驚いて彼の名を読んだ。
「旦那ァ!片足じゃもって五分でさァ!早いとこ片付けてくだせェ!!」
「なんで乗ってんだテメーは!」
土方が敵の中を走り、沖田はその肩に乗って刀で敵を倒す。
「ふァちょォォ!!」
「ぎゃあああ!」
神楽が地面に両手をついて回転蹴りし、敵を蹴り飛ばしていく。
「アネゴォォ!!男どもが頼りないから私が来たアルよ!!銀ちゃんおめっ、今までどこ行ってたアルかァ!」
「お前んトコの大将ずっとウンコしてたぞ!」
近藤が余計なことを教えた
「何ィ!?銀ちゃんついにケツにウンコつけたアルか!?」
「ケツにウンコつけてねェよ!!人の話聞け!てめー耳ねェのかァ!!」
「ぬぉらァァァ!!」
銀時がキレていると戦の声が聞こえて、遠くから神楽の横スレスレを敵の体が飛んできた。
敵はそのまま塀に衝突して大きな音を立てる。
神楽にやられて顔が血まみれな戦は額に青筋を浮かべて歩いてきた。
「クソチャイナあああ!!てめっ、俺のイケてる顔面血だらけになったじゃねーかァ!!どーしてくれんだアン!?」
「オメーは前からそんなウンコみたいな顔だったアル」
「そーだぞ。臭い顔してたぞお前」
「ウンコみてーな顔ってなんだよ!!てめーらそれイジメだからな!?」
神楽の罵倒に銀時が真顔で同調してきて戦はツッコんだ。
「次から次へと、騒がしい奴らだ!」
「!!」
新八たちが仲間の方へ気をつけている隙に、九兵衛が新八に斬りかかった。
《まずい!!》
咄嗟のことに銀時も新八も動きが間に合わず、冷や汗を流す
しかし
ガキィン!と金属音が響いて、九兵衛の刀はAの刀に防がれた。
『Aさん!!』
『A!』
全員が彼女の名を呼んだ
九兵衛は今回初めて蜂会うAに少し驚く
しかしすぐに驚きの表情もなくなり、口角を上げた。
「ようやく今回の大物と当たれたな」
「大将なら後ろの彼だけどね」
ギリギリと刀を押し合いながら、Aはお妙に目を移す。
「Aさんまで……」
「お妙ちゃん。君に会いにきたよ」
「えっ」
お妙は彼女の言葉を聞いて驚く。
「貴女の笑顔をまた見たくて、こんなトコまで来ちゃったよ」
「ッ!」
彼女の笑顔とその言葉にお妙は目を見開いて顔を赤くした
普段眼鏡をかけている奴が外すとなんか物足りない 一→←好きな相手なら、笑わせてみせろ 五
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» あけましておめでとうございます!10個目でも見に来てくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月6日 4時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - あけましておめでとうございます。そしてシリーズ数二桁突入おめでとうございます。今年もぜひ、夢主ちゃんとお兄様の活躍と銀魂キャラたちの奮闘を拝見させてください! (2023年1月2日 10時) (レス) id: 503469204d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月1日 3時