親しい相手にも恥じらいは持て 三 ※下ネタ注意 ページ17
「ククッ、己のウンコとケツのプライドを守ったのが仇になったな」
「いや笑ってんじゃねーよ!仲間の俺の分も頼めよ!」
笑って煽る銀時に近藤がツッコんだ。
《まずいな。このままじゃこの男だけが脱出することに》
(私と敏木斎様はAさんとも、この男達とも敵。紙を分けると言われたが本当に分けるかどうかは定かではない)
東城と敏木斎が汗を流して思考を巡らせていると、足音が聞こえてきた。
「銀ちゃんお待たせートイレットペーパー持ってきたよ」
『!!』
全員がその声に反応する。
《Aさんが戻ってきた!!》
「おー悪い。ココ汚ねーからそのへん放り投げてくんねーか?」
「あ、うん。わかった」
(どうする!?このまま万事屋に任せても良いが敵が先に出て紙を奪う可能性も)
近藤が迷っている中、銀時が便座から立ち上がる。
「それ取るために個室から出るんだが……俺いま下ふつーに丸出しだからAは厠から離れ」
銀時が言っている途中でキィーと音がして、敏木斎が個室から出てきた。
『!!』
「え」
Aはまさか銀時以外の人がいると思っていず、しかも全裸でイチモツが丸出しの敏木斎に声が漏れた。
すぐに目を背けなければいけないが、困惑して目を目開いたまま固まっていて
《何してんのォォォ!!?》
銀時たち三人は敏木斎の行動に心の中で叫び声を上げた。
(ちょ、おま、え!?)
(敏木斎様ァ!?外にAさんいるんですよ!?状況わかってます!?)
三人とも額から大量に冷や汗を流し焦る。
ただまあ、おじいちゃん相手だからか結構ダメージは少ないようでAはジト目で敏木斎を見る。
「……敏木斎様なにしてるんですか」
「……あの、ビッグフットなんだけれども。そのトイレットペーパー分けてくんない?」
・・・・、と絵に描いたような沈黙が生まれる。
「バカだろォォォ!!女相手にやるかテメェェ!!」
銀時がバゴン!と勢いよく扉を蹴り開けて敏木斎に飛び蹴りを放った。
敏木斎はヒョイと避けて銀時から距離を置く。
「ダメじゃったか。それよりもお前、後ろ」
「あ?後ろ?」
銀時が後ろを振り返ると、Aがうつむいて肩を震わせていた。
「ア」
その時ようやく、銀時は自分の状況を思い出した。
ゆっくり視線を下にやれば、自分のあらわになったイチモツが目に入って
一気に顔が引きつり、冷や汗が大量に湧いてくる
銀時はギギギと固い動きでAへ視線を戻した
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» あけましておめでとうございます!10個目でも見に来てくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月6日 4時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - あけましておめでとうございます。そしてシリーズ数二桁突入おめでとうございます。今年もぜひ、夢主ちゃんとお兄様の活躍と銀魂キャラたちの奮闘を拝見させてください! (2023年1月2日 10時) (レス) id: 503469204d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月1日 3時