腹の調子には気をつけろ 三 ※下ネタ注意 ページ11
(バカヤロォォ!!Aさんを男子便所に入らせる気かァァ!!あの汚れのない優しい花のような女性だぞ!?そんな人にこんな汚ねーとこ足踏み入れさせちゃダメだろ!だいたいAさんにウンコの話したくねーよ!ケツ丸出しなの悟られたくねーよ!)
自分の考えにツッコんで、ドンドンと近藤は個室のドアに頭をぶつけた
(とにかく早く何か拭くものを!!)
早くしないと敵が来てしまう、と焦る近藤だったが、この厠には個室が三つあることを思い出す
(待て、落ち着け勲。個室のトイレットペーパーが全て切れるなど考えにくい。必ず紙はどこかにある!)
すると、カタッとどこかの個室で音がした
(いる!俺以外にウンコをしてる奴がいる。勝機!)
「助けてくださァァい!!紙が……紙が切れてしまって身動きが取れないんです!少しでいいから紙を恵んでもらえませんか!?」
近藤は手を上に大きく挙げて叫んだ。
近藤の個室から一個開いて二つ隣の個室で、カランと音が鳴る。
「神も仏もねーよ」
銀時はトイレットペーパーの端きれを死んだ目で見て返した。
「え……え?今ないって言いました?ウソでしょ、ウソだよね?」
「うるせーゴリラ黙ってろウンコ食わすぞ」
「……あれ?オイその声お前、万事屋か!?おいィィ!お前なんでこんなトコにいるんだよ!!」
「決まってんだろ。こんなトコにいて目的は皆一つだろ」
「はァァァ!?おまっ、どこ行ってたのかと思ったら、どんだけ長ェうんこ!?」
「朝食った豆パンがよォ、腐ってたらしくてよ。ようやく体内の毒素を全部出したとおもったらこのザマだよ」
銀時はトイレットペーパーの端きれを一旦置いて、横にかけた羽織に目を移す。
「仕方ねェ、携帯使ってA呼ぶしか……」
羽織の懐に手を伸ばして携帯を取り出した。
電話をかけようとして、ハッと動きを止める。
「俺、いまケツとチ◯コ丸出しじゃん……」
銀時は自分の状態を改めて見て呟いた。
「Aにウンコの話したくねーな。ケツ丸出しなの悟られたくねェ」
(コイツ、俺と全く同じこと考えてる!!)
近藤は銀時の独り言を聞いて、自分と同じことを考えていて驚き口を開く
「いや……やっぱAさんとなるとちょっと抵抗出るよね」
「あ?おいゴリラお前もしかしてAをこんな汚ねートコに来させようとしてたのか?ウンコ食わすぞ」
「違うって!考え直したって!ていうかさっきからウンコ食わすことしか頭にねーのかよ!!」
腹の調子には気をつけろ 四 ※下ネタ注意→←腹の調子には気をつけろ ニ
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» あけましておめでとうございます!10個目でも見に来てくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月6日 4時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - あけましておめでとうございます。そしてシリーズ数二桁突入おめでとうございます。今年もぜひ、夢主ちゃんとお兄様の活躍と銀魂キャラたちの奮闘を拝見させてください! (2023年1月2日 10時) (レス) id: 503469204d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月1日 3時