【wrwrd】【ut】妹が捕まってたんですが？【３】

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「……つまりはどういうことなん？」

国へ向かう馬車の中
任務の内容というか調べた情報のことを説明していた

まあ、わからんよね
僕だってわからんもん
わからんって言えば…

「僕もよくわからんのよ。それよりもな、それなりに友好的な国を調べに行くんに何で護衛がゾムさんとトントンなん？」

僕的にはそっちのほうがわからない
何で我々国のツートップが護衛なん？
……しかもトントンが任務に出るってないよな？

「俺にもようわからん。あいつが、グルッペンが決めたことやからそれに従うまでや」

書類を溜め込まず、サボらないことを条件に出てきたからな
何かしら出来てなかったら徹底的に粛清したる

そう笑いながら言うトントンだったが、目は笑っていない

僕もこれから気をつけよ

「俺もグルッペンに言われたからな
シャオロンとかシッマとかショッピ君とかも考えてたらしいんけどな、確実にどこででも喧嘩するからアカンってなったらしいわ」

確かにこの二人がいてくれるならかなり心強い
悪ふざけとかはしてもちゃんとするときはふざけず真面目にしてるしな
僕が他を気にせずに仕事ができるようにって事かな？
でもグルちゃんが今までそんな事したことあったかな？


まあエエか


そう思い、景色を見るべく窓の外を見た


二人がメモを渡し合っていたなんて知らずに





グルッペン、何で俺なんや？
それこそゾムがおるんやったら問題ないやろ？

シャオロンとかシッマとかショッピ君とかひとらんとか他にもおるやん？
何でトントンなん？

二人が調べていた情報だ
気付かないうちに国が弱体化していって他の国に吸収されている
戦うことなくだ
まだこの周辺では起きてはいない
だが、兆候が見える国があった
そこに鬱先生に頼んで調べてもらうことになったんだが……

そこまでは普通やな
それでこの二人が大先生に付く意味を聞いてんねん

ロボロからの方に一つ、気になることが書いてあった
二人で調べたあとに起きたことらしく、鬱先生は知らないことだ

珍しな。あいつやったらそれこそ重箱の隅をつつくみたいにちっちゃい事まで調べるのに

人がいなくなっていた

は？
は？

紺色の髪の人間
紺色の瞳の人間
その特徴がある人がだ

ちょーっと待てや、だったら大先生行かすんあかんやろ

バリその特徴備えてるやん！

あいつがそれを言ってやめると思うか？


思わんな

むしろ囮になるわって言うな


嫌な予感がする
だからトントン、ゾム、お前たち二人に頼みたいんだ

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