【鬼滅の刃】生きてますが何か？ (ページ25)

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21　※必読ありページ25

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『ねえちゃん！！見て、これ！』

黒髪の小さな小さな善逸が私の元に駆け寄ってくる。

『コラーっ！走ったら危ないよ』

かく言う私も小さいが。

2人とも、まだ黒髪だった頃。そして、爺ちゃんにも会っていなかった頃。

『俺もう4歳だもん！転ばない！』

『……そっか』

4歳、というのは全く正確では無い。

私達は親に捨てられた身、名前も年齢もわからない。知っていたのは名字だけ。

『みて！お花の冠！』

綺麗に出来たシロツメクサの花冠を一生懸命背伸びして私の頭に乗せてくれる善逸。

『ありがとう、善逸の分は？』

そう聞くときょとん、と首を傾げる善逸。

『ねえちゃんにあげるために作ったから、俺のは無いよ？』

善逸。

逸する程の、善。

彼は私が付けたこの名前のまんまになってしまったようだ。

『そっかあ、じゃあねえちゃんは善逸の分を作ろうかなあ』

この時は、紛れもなく幸せだったんだ。

親が居なくても、住む場所が無くても、ご飯にありつけなくとも。

小さなその体温が感じられるだけで、幸せだった

それに比べてしまえば、今は贅沢だ。

………………あれ、今って何。

何だろう、分からなくなってきてしまった

全て過去形で片付けている自分に疑問を感じる。

そうだよ、何してんだ私。

『善逸、行こうか』

『うんっ』

小さな小さなその手を握って、善逸の好きな歌を歌ってやる。

『………待って、っ！！！！！！』

大きな女の人の声がしたのは、その時だった。

振り向いた先に居たのは、息を切らして何やら黒い服を着た、長い金髪の女の人だった。

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こんなシリアス臭いシーンで言うことではありませんが、幾つか！

①番外編のリクエストを募集します

番外編をこれからはリクエスト制で随時書いていこうと思っております故、シチュエーションやキャラなどをコメント欄までお寄せ下さい！

②オチについて

現在恋愛オチにするかそのまま何も無く終わりにするかとてつもなく悩んでおります、、(まだまだ終わりませんが)希望するキャラや意見などをお寄せ頂だけると幸いです。

よろしくお願いいたします、！！！