番外編 *炭治郎と鳴柱さん* ページ14
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「君は本当に良い子だぁ」
「えへへ、どうもありがとうございます」
今日私の屋敷の縁側に居るのは炭治郎くん。機能回復訓練でどうしてもカナヲに勝てないとかなんとかで速さを売りにしている私の所へ来たのである。
その時にお菓子を持ってきてくれたのでご満悦の私、と言うわけ。
「Aさんはどうやって動作が速くなったんですか?」
「んん、なんだろうね」
特に何もやってない気がする。
善逸は良い子だから夜中に素振りとかよくしてたけれど私はそのころ立派な鼻提灯だったし。
「強いて言えば、逃げまくった」
「へ」
なんともまあ気の抜けた声を出す炭治郎くん。そりゃそうだ、こんなこと言われたら誰だってそうなる。
「師範の爺ちゃんから逃げまくった」
まあ実際には爺ちゃん以外にも怒る獪岳や善逸を騙した女の子によく分からないが善逸の彼女だと勘違いされて逃げた。とか。
「ま、端的に言えば現実から物理的に逃げまくってたらこうなってたね」
顔を俯かせてしまう炭治郎くん。と思ったらすぐその石頭と噂のおでこがお目見えする。
「なら、俺はAさんと鬼ごっこがしたいです!」
なんなんだ、この子。
ずれてるといえばずれてるし純粋と言えば純粋。
「受けて立とう」
やったあ、と言って優しく自分の背負っている木箱を木陰へ置く彼。
「さぁAさん、手加減は要りません」
「そんなこといつまで言ってられるかなぁ?」
私と炭治郎の楽しい(?)鬼ごっこは夜まで続いた。ホンモノの鬼にもあった。もちろん斬った。
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竈門炭治郎くん、お誕生日おめでとうございます、(;_;)
7月14日ということで、このお話を書かせていただきました〜!
次回からは本編にもどります、:-)
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??? - 最高に面白いです!めっちゃ好き!! (2022年11月11日 22時) (レス) @page39 id: 2db77d95e6 (このIDを非表示/違反報告)
R−アル−(プロフ) - お久しぶりです!(鸚鵡返し) (2020年10月12日 0時) (レス) id: dd3cf6d358 (このIDを非表示/違反報告)
菜種梅雨佐矢花(プロフ) - この作品の夢主さんのイラストを描いて良いですか? (2020年7月24日 14時) (レス) id: 495b618e4b (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。。(プロフ) - さねみんとの絡み(あわよくば落ち)ほしいです!!これからも応援してますー!! (2020年7月21日 23時) (レス) id: 96248fe59a (このIDを非表示/違反報告)
セブンス・エイカン(プロフ) - ふぉぉぉ!無限列車編頑張ってください!! (2020年7月21日 19時) (レス) id: b773bec88c (このIDを非表示/違反報告)
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