【鬼滅の刃】生きてますが何か？ (ページ11)

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最終選別の7日間が終わり、疲れ果てた私は何処の道かも分からない所をフラフラと歩いていた。

日輪刀は重いしでも捨てたら爺ちゃん怒るしでもフラフラだから歩けなくて、結局日輪刀を杖にして歩いてた。

そうして歩いて行くうちに、ある家に辿り着いた。

『…………大丈夫か』

『大丈夫じゃないです見りゃ分かるでしょう！？！？』

あの時疲れ果てすぎてキレちゃったっけ。

『すまない』

その一言だけ言って、私の荷物を全部持ったその人。鬼殺隊の隊服の上に半々羽織を着た人だった。

『ちょっ、何処行くんですか』

もちろん抵抗した。まぁ悪い人じゃ無いのは音で分かるけどなんというか………音が凪すぎてて分からなくて。

『俺の屋敷だ』

疲れ果てていた私は言葉では抵抗できるものの1つ上の男に抵抗するほどの体力は残っていなかったのでそのままズルズルと引き摺られていった。

……………あの人私のこと引き摺ったんだよ？酷くない？

それはおいといて。まぁそんなこんなで水柱・冨岡義勇の居候女になったわけだ。

私の鴉はヘボヘボな上、義勇さんの鴉もヨボヨボときた。その時の私なんて鬼殺隊士との交流なんてゼロだし義勇さんも右に同じくなので他の人にも残念ながら頼めない。

だから、爺ちゃんや善逸、そして獪岳に連絡できなかった、と言うわけである。

「義勇さんって人、友達居ないんだねぇ」

私の話を聞いた善逸が一言。そうさ彼はぼっち。

「まぁぼっちの所に居候してたからAさんもぼっちなんですよねぇ」

「だからぼっちじゃないってばぁぁぁ！！」

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＊大正コソコソ噂話＊

Aさんは柱になるまで1年ほどだったけれど、その間はずっと義勇さんのお屋敷に居たらしいよ！だから他の柱の人達は名字で呼んでいるけど、冨岡さんだけは名前で呼んでいるんだ！