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(織田side)
「そういえば、今日は
如何いった任務で？」
安吾がグラスに入った
マティーニをぐっとあおる。
「嗚呼、今日はヨコハマ郊外の
貿易会社潰し。Aちゃんには
芥川君の異能をうつしてもらったんだけど、
本人より使いこなしてたよ」
Aちゃん様様さ、と太宰が云うと
少し照れたように笑うA。
子供らしくて可愛い。
太宰と安吾も口元を緩めている。
だが成る程、会社一つ潰すとなると
確かに芥川とやらの大量殺戮向けの
異能が効率が良い。
其れが二つあれば更に、だ。
･･･しかし、本人より先にものに
するとは凄いものだ。
*
A。
ポートマフィア幹部、
中原中也直轄の部下。
組織に入って間もなく、
上層部の方まで上り詰め
最年少での準幹部となった。
頭脳・身体能力共に抜群、所謂天才肌。
異能力者で所持している異能も
極めて希少なもの。
俺が初めてAと会ったのは、
Aが組織に入って一ヶ月程
経った頃だった。
当時、つい最近入った齢６歳ほどの子供が
準幹部になったという噂で持ちきりだったので、
Aの存在は知っていたが
まず俺のような一介の最下級構成員が
お目にかかることはないだろうと聞き流して、
その日俺はマフィアが管轄している商店街にある
店の揉め事を解決していた。
原因は店の主人の浮気の露呈。
無事解決したのは良かったが、
頬にできた店の主人の嫁による引っかき跡が
血を滲ませながらひりひりと痛む。
怒り狂った女というのは恐ろしい。
其れに耐えながら足を進めていると、
不意に外套の後ろがぐい、
と引っ張られる。
「･･･？」
其方に視線をやると、
其処に立っていたのはまだ齢十にも
満たない位の小さな子供だった。
『あの、すみません･･･これ、』
よかったら。
そう云って差し出されたのは、
通常のものよりも幾分か
大きめの絆創膏だった。
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百鬼 レヴェル(プロフ) - この作品とても好きです！陰ながら応援させて頂いております‥‥！ (2016年12月11日 17時) (
レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - 更新頑張ってください！（＾ω＾） (2016年11月27日 16時) (レス) id: c03256ea79 (このIDを非表示/違反報告)
廉 - 私も某バレーアニメに某刀剣擬人化アニメ見てます!! (2016年10月30日 0時) (レス) id: d91f3f562f (このIDを非表示/違反報告)
ももニャン(プロフ) - 更新まってます！ (2016年10月9日 0時) (レス) id: d319533860 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樺@深夜営業(プロフ) - 更新全裸待機してます！さすがに全裸は見苦しいですが！頑張ってください！応援してます！ (2016年9月23日 17時) (レス) id: 2e445ac1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩梅なり | 作成日時：2016年5月10日 0時
