�検Ф元い畔欷郤圓龍貲� ページ13
※少しの鬱描写とアニメ未登場キャラあり
《中原side》
チビの今日の鍛錬を終えた昼時。
『いってきます、中也さん』
そう云うと俺の執務室から出て行くチビ。
彼奴は最近、何処かへ行く。
*
「･･･で、組織内でAちゃんと
関わりの深い私の所に来たと。」
「嗚呼」
チビのことで太宰を訪ねたが、
生憎うーん、と唸るだけで
思い当たる節は無い様だ。
チビ曰く「きばらしのさんぽ」
らしいのだが、どうも怪しい。
此処二週間前位から、毎日昼時の
少し長く空いた時間に
彼奴は決まって何処かへ行くのだ。
最初は「子供だし外出るのが好きなんだろう」
程度にしか思っていなかったが、
直感でしかないが少し違和感を感じている。
「･･･あ、そう云えば昼時、二、三回位なら
確か･･･一階で見た気がする」
「いや当たり前だろ、何で外出るのに一階の
出入り口通らねえんだ」
何を云っているんだ此奴は。
チビが窓硝子突き破って外に出るとでも
思ってるのか。気が狂ったか。
「あーちがうちがう、そうじゃなくて。
地下への階段を下りて行く
Aちゃんを見たんだよ。馬鹿なの？」
「手前の言葉が足りてねえんだろ畜生」
心底苛立つが、有力な情報を入手できた。
地下、か。
特にチビが毎日通うようなものが
地下にある覚えはなく、謎は深まる一方。
二人で考え込み、暫くの沈黙が訪れる。
執務室の壁に掛けられた
時計の針の音だけが響き渡る。
暫く二人で黙考していると、
太宰が「あ、」と声を漏らす。
「･･･私、分かったかも」
《夢野side》
僕の居る座敷牢がある
地下の階段の奥から、
こつ、こつと足音が聞こえる。
段々と其れは明瞭な音になっていき、
その音が此の座敷牢の床を渡った時。
『おまたせ、久作』
僕の大好きな、愛する其の子が
階段の前に立っていた。
「今日も来てくれたんだね、A」
『久作はともだちだから』
僕の目の前に居るのは、
綺麗なブロンドの髪に、
透き通る蒼い瞳をしているA。
ビスクドールと遜色ない位の
整った容姿と、欠点一つない
人間性を持ち合わせている彼女は
二週間前、此処で出会った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 783人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百鬼 レヴェル(プロフ) - この作品とても好きです！陰ながら応援させて頂いております‥‥！ (2016年12月11日 17時) (
レス) id: a171e3b181 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - 更新頑張ってください！（＾ω＾） (2016年11月27日 16時) (レス) id: c03256ea79 (このIDを非表示/違反報告)
廉 - 私も某バレーアニメに某刀剣擬人化アニメ見てます!! (2016年10月30日 0時) (レス) id: d91f3f562f (このIDを非表示/違反報告)
ももニャン(プロフ) - 更新まってます！ (2016年10月9日 0時) (レス) id: d319533860 (このIDを非表示/違反報告)
瑠樺@深夜営業(プロフ) - 更新全裸待機してます！さすがに全裸は見苦しいですが！頑張ってください！応援してます！ (2016年9月23日 17時) (レス) id: 2e445ac1d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：塩梅なり | 作成日時：2016年5月10日 0時
