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ごはんが来るのを待ちながら、内山くんの話を聞く。
高校・大学とアメフトをやっていたらしい。
・・・いかにも、って感じ(笑)
内「あ、Aさんのチームに入った松本さん。すげぇ有名ですよね。」
「え、あ、そうなの？私知らなかったんだけど。」
内「本当すか？！
うちのオフィスにあの外資企業一人で引っ張ってきたって、前に噂になってましたよ。
しかもあの顔ですからねぇ〜。事務の女の子たちが黙ってないっす(笑)」
梢「あぁ〜！私の大学の同期の事務の子、なんか言ってたかも！
あれ松本さんだったんだぁ〜。
ありゃあの見た目で仕事もできれば、女子は騒ぐよねぇ(笑)」
ふぅ〜ん。そんな仕事できるんだ。
さっきこっちゃんも言ってたな。
負けたくないな。
先輩だけど。
梢「Aさん、チャンスじゃないですか♪」
「はっ？何が？」
梢「松本さんですよ〜！
うち、そもそも女性社員少ない部署だし、
しかもチーム一緒になるなんてラッキーですよ！」
「えー？ないよ。ほら、私がイケメン苦手なの知ってるでしょ、こっちゃん。」
梢「そうですけど。」
内「え、イケメン苦手なんてそんな女の人いるんですか(笑)」
「いるの！！！ここに！！！(笑)」
内「え、なんでっすか…『お待たせしました〜。サバの塩焼きでお待ちのお客様〜』
内山くんに深堀りされる前に料理が出てきて、その話は中断されたけど。
…聞かれたくなかったからいいや。
「いただきま〜す♪」
梢「ほんっと美味しいですよね〜ここのサバ塩！」
内「このカツもうめぇ。やば。しかも米おかわりできるとか。最強。」
梢「でしょ〜。1週間に2回は来てますよね！私たち。」
「うん、ね！体が欲する〜。」
内「いや、俺知らなかったー。こりゃハマるわ。良いとこ教えてもらった〜！」
梢「勝手についてきたんでしょ！」
こっちゃんと内山くんの会話を聞きながら、
松本さんのことが気になる。
仕事できるイケメンかぁ・・・
なんかめんどくさそうだなぁ・・・
やりづらい人だったらどうしよう。
さっき話した感じ、優しそうだったし？
面倒見もよさそうだけど。
それって女の子が夢中になっちゃうやつだよなぁ。
あぁー、同じチームってだけでなんか言われたら嫌だ。
やだやだ、めんどくさいのはホントに勘弁。
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作者名：ぽろ
| 作成日時：2016年5月11日 20時
