【鬼滅の刃】風柱の継子はおっとりさん

47話 ページ48

今回の会議は主に私と師範が遭遇した十二鬼月の話で終わった。


そして私は師範に正座させられています。


しのぶももいる。


「血鬼術くらって弱った所を襲われかけてた奴の何処が大事には至らなかっただァ？」


「そうですよ、これは大事です。Aは自分の身に起きた事をもっと重要視するべきです」


「俺の怪我を心配する前にテメェ自身の怪我を先に何とかしやがれ。他の隊士優先して自分が後回しにするのをやめろォ」


「あら、それは初耳です。だから最近私の所に来るほど悪化させているのですね」


『他の隊士の方が大怪我していますし、師範こそご自身を大切にした方が良いと思います』


「あ"ぁ？」


物凄く睨まれたけど、師範に言われるのだけは腑に落ちない。


「まぁ不死川さんに言われるのは納得しませんよね。この人も自分のこと後回しにしがちですし」


師範が物凄い勢いでしのぶを見た。


しのぶは動じず言葉を続けた。


「ただ、Aが自分をあまり大切に出来ていないのも事実です。優しいだけでは駄目ですよ。置いていかれる方が怖いのですから」


しのぶは少しだけ悲しげな表情を見せた。

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