34話 ページ35
1度師範の元へ帰らなければと思い、師範の元へ向った。
『只今戻りました。次は伊黒様の所へ行ってきます』
「そうかァ、行ってこい」
と言って私の頭を撫でると自室へ行ってしまった。
あれ?1度戻る意味ってそういうこと?
頭を撫でるためだけ?
疑問を頭に浮かべながら伊黒様の元へ向った。
『こんにちは、Aです。本日からよろしくお願い致します』
「やっと来たか、随分と時間がかかったようだが何をしていた?甘露寺から大体の時間は聞いていたがあまりにも遅かったのでな」
『師範に1人の稽古が終わる事に1度帰宅するよう言われていたので、帰宅していました』
「不死川か。それにしても遅くなるなら連絡の1つでも寄越せば良いだけの話だろう。要らぬことに俺の気を使わせるな、まったく」
『もしかして遅かったから心配してくださっていたのですか?』
私がそう言うと伊黒様は一瞬ビクリと動いた。
「俺がお前の事など心配するわけないだろう。予定していた時間より遅れていたのが少々気になった程度だ。勘違いするなよ」
そう捲し立てると足早に屋敷に戻ろうとしていた。
『すみません、伊黒様』
私がそう言うと伊黒様は足を止めた。
「その"様”を付けて呼ぶのをやめろ、お前は隠でもなんでもないだろう。格下という訳でもないのだからそう呼ぶ必要はない。他の柱の奴らにも"様”を使う必要は無いからな。」
振り返ってそう言うと今度こそ屋敷の中へ入っていってしまった。
私は慌てて後ろを追いかけた。
764人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠花(プロフ) - 実弥LOVEさん» はい、頑張りましょう!笑 (2020年1月29日 0時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE(プロフ) - なら生きるぜグェグヘへ (2020年1月27日 17時) (レス) id: 3871cda528 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花(プロフ) - 実弥LOVEさん» 色々な実弥さんをまだ書く予定してるので生きてください!! (2020年1月27日 11時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
瑠花(プロフ) - 夜月─《 *無人* 》☆さん» 原作の幼少期がとても可愛かったので、実弥さんを可愛くしたかったんです…!いいですね、結婚しちゃいましょう(?) (2020年1月27日 11時) (レス) id: d07b6182fc (このIDを非表示/違反報告)
実弥LOVE(プロフ) - 我が人生に一片の悔いな…sチーン (2020年1月26日 23時) (レス) id: 3871cda528 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠花 | 作成日時:2020年1月18日 15時