【鬼滅の刃】風柱の継子はおっとりさん

17話 ページ18

師範がやっと離してくれた。


そして私の格好を見るなり羽織を被せてきた。


「お前何されてたんだァ？」


『いや、その』


「あいつもう1回ぐらい殺さねェと気がすまねェな」


『師範がもう倒したじゃないですか』


「そういうことじゃねェ！」


『え？』


首を傾げると溜息をつかれた。


鷹田さんにも同じような感じで溜息をつかれたことがある気がする。


「とりあえず胡蝶の所に行くぞォ。傷が残らねぇようにしないとな」


『このくらい別に大丈夫ですよ？』


「い い か ら 行 く ぞ」


私の刀を拾い、師範は私を横抱きにすると今までに無いくらいの速さで蝶屋敷に向かった。


「あら、不死川さんがくるなんて珍しいと思ったらAの方ですか」


「血鬼術くらってるからなァ。傷も残らないようにしろォ」


「はいはい、Aが来るのも初めてなので珍しいですね。そんなに強かったのですか？」


「十二鬼月だったからなァ」


『すみません、私が弱いばかりに迷惑をかけてしまって』


「いいんですよ、ではこちらに来てください」

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