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ハルの周りをうろちょろし始めるユウシ。
落ち着きがなくなってきたことに気づいたのか、そんなユウシの手をハルが掴んだ。途端にぴたりとユウシは動きを止めて、ハルの隣にぴったりくっつく。
なんだか、こう見るとまるで飼い主と飼い猫みたいだ。
「オッパ、緊張してる?」
「うん、結構してる。」
「ヒョンわかりやすい…」
「ええ、本当に?」
自分ではちょっと撮影に慣れたつもりでいたが、この2人には全部バレバレらしい。なんだかちょっとだけ悔しい。
このままおれの緊張もふたりに移してしまおうか、ユウシに倣っておれもハルの隣にピッタリとくっついた。狭いよーとかなんとか、真ん中から聞こえるが気にしない。
これが始まりだという実感は、まだイマイチ湧かない。
7人というグループになって、そこでは自分が最年長で、リーダーで。きっといまからみんなで時間を重ねていくことで、おれにも責任感やら何やらが伴っていくのだろうか。
大先輩たちの背中を思い浮かべながら、自分がああはなれない気がして気が遠くなる。
でも、この弟たちが、自分が大切だと思える子が、どうか幸せなままでいてほしいとは思う。そのためにおれが守りたいと、そう思うことって一種のリーダー観だったりして。
なんて、まだおれが言うには生意気か。
「この撮影終わったら、あったかい飲み物飲もう。」
「ヒョンのおごり?」
「はは、うん、そうしよ。」
「やった。おれ冷たいのが良いな。」
「ええ?」
「うわ〜あったかいココア飲みたくなってきた。」
キラキラと水面が光る湖、ここが始まりの地だと思うと、今からびしょ濡れになるのも案外悪くないかもしれない。
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ぺぺろにぴざ(プロフ) - 葉華さん» ありがとうございます😢本当に拙い文章だとは思いますが、自分なりの解釈でメンバーごとに言葉遣いなど気をつけているつもりなので、そう言っていただけてうれしいです💚 (11月25日 23時) (
レス) @page47 id: e1d9a6ec66 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - ストーリーはもちろん、情景描写やメンバーの口調などもすごく丁寧に描写されていて思わず時間を忘れて見入ってしまいました…!素敵な作品をありがとうございます。応援しています!💖 (11月25日 0時) (
レス) id: c363bf9ae5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろにぴざ(プロフ) - ににさん» ありがとうございます!少なすぎてつい自分で書いてしまいました…がんばります💪🏻 (11月9日 7時) (
レス) id: e1d9a6ec66 (このIDを非表示/違反報告)
にに - はじめまして!!Wishのお話少ないのでこのお話に出会えて本当に嬉しいです!これからも応援してます✨ (11月8日 15時) (
レス) id: 146481154f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺろにぴざ | 作成日時:2025年11月8日 0時


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