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「緊張してる?」
「それはAでしょ。」
「バレたか。」
「ここ、ちょっとSMの屋上と似てる。だから来たの?」
「そう。少しだけ慣れてる気がする場所に立つと、心が落ち着くでしょ。」
スーッとAが深く息を吸い込むのを見て、俺も真似した。
ひんやりした空気が体を冷やして、緊張で昂っていた熱がほんの少し冷める。ここも都会だから決してきれいな空気とは言えないはずなんだけど、なんだか不思議な雰囲気だ。
もういっそ、ずっとこのままでいいかもしれない。このまま、この時間のまま止ってしまえばいいのに。
ムカつくくらいきれいな横顔をじっと見ると、それに気付いたのかAがこちらを見た。
目が合って、数秒間、静かになる。まるで、今だけ2人だけの世界みたいだった。
髪と同じブラウンの瞳が、キュッと細まる。
「で、ユウシも抜け出しちゃったわけだし、怒られるんじゃない?」
「おれは、Aを探しに来ただけだから。」
「ふふ、まあまあ、いいじゃん。」
わたしたち、共犯ってことにしておこう。
透き通った甘くも切なくもあるきれいな声がそう紡いだ。
悪い意味のことばだが、なんだかそれが耳に残る。
悪くない響きだな、共犯なんて。そんなことを思いながら、おれもAみたいにもう一度空を見た。
今日から、ここから始まる。おれたちが願った物語が_
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ぺぺろにぴざ(プロフ) - 葉華さん» ありがとうございます😢本当に拙い文章だとは思いますが、自分なりの解釈でメンバーごとに言葉遣いなど気をつけているつもりなので、そう言っていただけてうれしいです💚 (11月25日 23時) (
レス) @page47 id: e1d9a6ec66 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - ストーリーはもちろん、情景描写やメンバーの口調などもすごく丁寧に描写されていて思わず時間を忘れて見入ってしまいました…!素敵な作品をありがとうございます。応援しています!💖 (11月25日 0時) (
レス) id: c363bf9ae5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろにぴざ(プロフ) - ににさん» ありがとうございます!少なすぎてつい自分で書いてしまいました…がんばります💪🏻 (11月9日 7時) (
レス) id: e1d9a6ec66 (このIDを非表示/違反報告)
にに - はじめまして!!Wishのお話少ないのでこのお話に出会えて本当に嬉しいです!これからも応援してます✨ (11月8日 15時) (
レス) id: 146481154f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺぺろにぴざ | 作成日時:2025年11月8日 0時


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