貴方専用セラピスト【赤】

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Aside









A「 …あの 」








ダイキ「 こっち 」








バスローブに身を包んで恐る恐る近づく。








ダイキ「 まず最初にシャワーを浴びてもらいます 」








この言葉を聞いた時から緊張は更に加速していった。








シャワーって…。








私がこういうサロンに行き慣れて無いだけ？








そんな心配をよそに、ダイキさんはニコニコしてるだけ。








浴び終えは私は、ゆっくりダイキさんに近づく。








ダイキ「 はは、そんな緊張せんで下さい 」








A「 恥ずかしくて、 」








ダイキ「 大丈夫、任して 」








A「 …お願いします 」








ダイキ「 始めますね 」









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60分、長かったようで短かった。








ガチガチに緊張していた私を見兼ねて、ダイキさんは施術中に沢山お話してくれた。








ダイキさん以外にもジュンタさん、トモヒロさんが居ること。








オーナーのジュンタさんによくちょっかいを出しては怒られる事。








ダイキさん、いたずらっ子な一面があって意外だった。








ダイキさんの手はおっきくて温かかった。








いい力加減だし、何より優しい。








ダイキ「 くすぐったくないですか？ 」








ダイキ「 あ、ここ凝ってますね 」








って優しく。








でも最後だけ、意識してしまった事がある。








施術が終わってバスローブを着させてくれていた時、抱きしめられながら紐を結んでくれた事。








多分、お店の方針なんだろうけど、恥ずかしくて。








ダイキ「 …はい、おしまいです 」








A「 っ、 」








ダイキ「 お疲れ様でした 」








いつの間にかダイキさんの胸に埋まる私。








低くて優しい声が、脳を支配していく。








ここまでがパッケージなのかな…にしても近い。








心と体の疲れを癒すって、こういう事か…。









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