【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

132.最近痛い出来事ばっかり続くんだけどどう思う？ ページ37

自白していることに気づいていない少女、扉の前で変な汗が吹き出て止まらない私。やめよ哀ちゃん、お願いしますやめてェ！？

そんな私の思いは露知らず全部話しちゃった。


灰「私は親の研究を継いだ薬の開発者…"人殺し"よ。」


＿＿


千「でもそうしないと姉妹で消されてた。そうするしか、無かった。」


どっちみちやらなきゃ殺される。


灰「どんな理由があっても私のしたことは"殺人"よ！」ﾊﾞﾝｯ

千「ヘブゥッ！」


一際大きな声を出したかと思えば顔面に扉がこんにちはァァァ！！


千「鼻がァ！！」


鼻を押さえてうずくまると上の階でコナン君や博士の哀ちゃんを止める声がした。
チクショウ…！一体私の鼻が何をしたっていうの！？
よろよろと階段を上がると唖然顔の二人がこちらを見た。


コ「千紗さん…、何があったの？」

千「"何があったの"！？扉越しに話してたら哀ちゃんが飛び出してきたんだよ！おかげで私の鼻がブレイクダウン！！」


鼻折れてない？めちゃくちゃ痛いんだけど！？


博「千紗くん、これを使いなさい。」

千「うぅ…ドーモ。」


冷えたタオルを貰い当てる。


コ「クソ、あいつ…どこ行きやがった？」

千「携帯も繋がらないの？」

博「取り乱してしまったんじゃな…」

千「取り乱して人様の鼻をデストロイしていく奴いる！？一体どういう教育してるんだよ最近の子は！」


どうやらコナン君が携帯をならしても応答無しらしい。長いため息をつくとコナン君は"探偵バッジ"をとった。


千「コナン君それどうするの？」

コ「なぁに、ちょっと助けてもらうだけさ。」


そういって気持ち悪い笑みをうかべた。





＿＿




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〜灰原side〜


灰「…」


勢いで飛び出してきた。


灰「ハァ…冷静になった方が良さそうね。」


トボトボと歩いてると視界に周囲を見回す老人が。……明らかに困ってる様子ね。


灰「おばあさん…、どうしたの？」


話しかけるとこちらを振り向いた。


「スーパーへの道がわからなくってねぇ…、こっちへ来たのは初めてだから。」

灰「それならここを真っ直ぐ行って右よ。」

「おや、ありがとうねぇ…お嬢ちゃん。」


そう言って老婆は歩いていくけれど…


「ん…？」

灰「…案内するわ。」


細くシワのある手を取った。


「ふふ、お嬢ちゃんは優しい子ねぇ…」






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〜千紗side〜



コ「でかしたぞ光彦！」


そんな声が部屋に響いた。


コ「居場所がわかったよ！」

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