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121.この状況でもいつもの口喧嘩。 ページ26

「中を見たんだな?…困るよ、お客さん。勝手に部屋に入っちゃあ…」


小太りなオッサンは私にじりじりと近づいてきている。そう、着実にな!


「うちの店のものもあるんだからなあ…」

千「随分と物騒なことしてますね〜…、危なそうな代物ばっかり"裏"で扱っちゃって。ここ普通のホストには見えないんですケド…?」


入口まで走って赤井さんたちの車まで走って逃げるしかない。潜入なんて素人がやるもんじゃないよ!二度と頼まれてやらねえ!!


「お嬢さんにはここで死んでもらうかね。」カチャ

千「な…!」


オッサンが気持ち悪い笑みを浮かべたかと思えば懐から拳銃を取り出した。私が足に力を込めた時だった。


「千紗さん伏せて!!!」

千「!!」


聞きなれた声に従い私はしゃがむ。


「ぐああッ!!」バァァン!


頭上を何かが通りすぎてオッサンの顔面にゴールイン。……見て通りサッカーボール。


千「おいー?生きてますか〜。」


駄目だわこれ、完全に白目むいとるわ。


コ「千紗さんっ!!大丈夫!?」


駆け寄ってきたのはコナン君。どうやらここまでスケボー全速力で走ってきたみたいだった。


千「コナン君?建物の中をスケボーで走っちゃいけません!」

コ「いや言ってる場合?」

千「殺人を犯しちゃいけません!ボールを何だと思ってるの?」

コ「殺してねーよ。むしろアンタが死ぬとこだったよ。」

千「そんな外道に育てた覚えはありません!」

コ「育てられた覚えがないよ。」

千「…ふッ…ちょwこれ傑作だわwオッサンの顔えげつないことなってるよ。ハイ、チーズ。」パシャ

コ「外道なのはオメーだよ!!」


怒ったメガネにスケボーで足を殴られる。


千「ちょいちょい、だあれがこれ見つけてやったと思ってるわけ〜?捨てちゃおっかなあ〜!」


ニタリと笑いながらファイルをひらひらと見せびらかす。


コ「ぐッ…、こ、この冷血!意地悪!千紗さんの怪力女!」

千「あ"!?誰が怪力女だぶっ飛ばすぞ!!」


白目むいてヨダレたらしてのびて転がってるオッサンをよそに私達は言い合いになる。
このクソガキィ…!!


コ「そもそも助けにきてあげたのは僕でしょ!?何でそう強気でいられるの!?」

千「ハァァ!?ちゃんとした通信機すら用意できない奴らに言われたくないね!」

コ「どーせ千紗さんが壊しちゃったんじゃないの!?力加減できないゴリr…」

千「そうかそうかそんなに私に可愛がられたいのかお望み通りにしてやるよ!」

122.制限時間5分?ハイ死んだ。→←120.一触即発



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pino(プロフ) - カノさまさん» 好評価&コメントありがとうございます!もっと面白さを増せるよう頑張ります! (2019年8月31日 22時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
カノさま - 面白い作品ですなぁ… (2019年8月31日 21時) (レス) id: a6daf906d1 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ののいろ系女子さん» ファン…!?好評価とコメントありがとうございます!楽しんで頂けて何よりです!(*^^*) (2019年7月13日 14時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄くおもしろかったです!もうファンです!至急好評価してきます! (2019年7月13日 11時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - ミキさん» 好評ありがとうございます(TT)、これからももっと面白く出来るように努力します! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pino | 作成日時:2019年2月20日 0時

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