【名探偵コナン】お前ら…私を巻き込むんじゃねェェェ！！！part3

110.例のあの人とお揃いにしてやるよ…！ ページ15

千「無気力パーンチ。」


ドゴッと顔面にパンチする。白目むいた男の襟を両手で掴んで上にあげる


諸「無気力の割に攻撃力は相当だな。」

千「やかましい。」


襟を掴みあげている男に言う。


千「ふざけんなはこっちの台詞だよほんと。私の平和を返せコノヤロー。」

コ「赤井さんっ！大丈夫！？」


千、コ「「あ」」


表から出てきたのはコナン君。いや君、今絶対"赤井さん"って言ったよね？馬鹿なの？


コ「え、千紗さん何で…。いやてか何してんの？」


………あ。

私は白目むいた中年男性を掴みあげていたところだった。


千「見ての通り……高い高いだよ。」

コ「嘘でしょ。」

千「せがまれた。」

コ「いや嘘でしょ。」


とりあえず男を道にぽいっと放り投げる。


千「まあ…ちょっと…己の正義感に忠実な私はいじめを止めようとしてただけだよ？」

コ「いや…どう考えてもこの現状を見る限りボコボコにしたの千紗さん側だよね。」

千「あァ！？さっきから聞いてれば！いじめられた側だっつってんだろーがよ！」

コ「絶対違うでしょ！？」


コナン君とまた言い合いをしていると赤井さんが声をかけた。


諸「……どうして戻ってきたんだ。」

千「え、聞いてなかったんですか？」

諸「聞いていたさ。だが危険だった、何故戻ってきた。」


なんでって…


千「私が心優しいから。」

コ「心優しい人は自分でそんなこと言わないよ。」

千「ハァ！？」


こんの眼鏡ェ…！そこからまた言い合い再開。


千「遅れて登場してきたくせに小生意気なんだよ！加勢してやったんだから感謝の一つぐらい言えやお前ら！！」

コ「してくれなんて頼んでねぇだろーが！大体危険なのにそこに飛び込んでいくなんて馬鹿じゃないの！？」

千「絶対お前にだけは言われたくねーよ！私より年下の小一が大人に歯向かうんじゃないよ！」

コ「大人〜？もしかして千紗さん自分のこと"大人"って言ったの？どうみても"小人"でしょ！」

千「んだとォ！？」


歩きながらコナン君の鼻をつまむ。


コ「いだだだだ！ちょ…つまむってレベルじゃねーから！つまみ潰されるから！！」

千「あァ？そりゃそうだろーがよォ…、このままヴォ〇デモートとお揃いにしてやるんだからなぁ！」

コ「やめっ、やめろぉぉぉ！」

諸「はぁ…」


黙ってみていたはずのもう一人はため息をついてクルッと踵を返したまぼろしさん。

コナン君も私の手を鼻から外すと涙目でとりあえずついてこいと言った。

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