153.不穏な予感 ページ8
上「よぉ蛍、轟！お前ら早かったってな〜」
蛍「！、上鳴、切島。無事で良かった。」
切「おう、オメーらもな！」
続々とＡ組のメンバーが揃いつつある。
轟「Ａ組はこれで11人か。」
八「アナウンスでは通過82名…枠はあと18人…。」
＿＿
＿＿＿＿＿
『残り七名！』
アナウンスが残った枠を告げていく。
『あと残り三名＿＿二名＿＿０名！』
そして一次試験の終わりを告げた。
『100人！！今！埋まり！終了です！ッハーーー！！これより残念ながら脱落した皆さんの撤収に移ります。』
気になるＡ組の結果は…＿＿＿
「「「おォオオォ〜〜」」」
見える顔ぶれは朝と変わらず
上「っしゃあああ！！」
瀬「すげェ！こんなんすげェよ！」
麗「雄英全員、一次通っちゃったあ！！」
それぞれガッツポーズをきめたりハイタッチしたりＡ組は全員一次試験突破。盛り上がるなか、良かったなと飯田に話す兄さんを見つめる。
蛍「…」
左側の少しざらりとした首筋を撫でる。
蛍「兄さん。」
焦「ん、どうした。」
蛍「＿＿…私、……この試験が終わったら」
ぴたっと口を閉じた。
…いや、これは今言って良いことなんだろうか。次の試験への集中の妨げになってしまうかも。
焦「？」
蛍「…ううん、ごめん。何でもないよ。」
不思議そうに顔を傾けられた直後、再びアナウンスが流れる。
『えー100人の皆さん、これご覧下さい』
画面に写し出されたのはさっきのフィールド。すると…
BAーDOOOOM！！！！
…大爆発。受験者全員が目を見開いて驚いた。
『次の試験でラストになります！皆さんにはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます！』
緑「救助…！」
だから建物をわざと壊したんだ。
『ここでは一般市民としてでなく仮免許を取得した者として…どれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます。』
画面に写るフィールドは瓦礫だらけの殺風景。そこへ老人やら子供やらの"要"救助者のプロ？……とにかく私たちの訓練に協力してくれるらしい。
『救出活動をポイントで採点していき演習終了時に基準値をこえていれば合格とします。10分後に始めますので、準備して下さい。』
救出活動か…私たちの"個性"じゃ一歩間違えれば救助者を傷つける。合わないな…。…いや、ヒーローになれば合う合わないなんて話は通らない。出来るだけの事をしなければ。
蛍「工夫していこう、兄さ＿＿」
…いない。
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pino(プロフ) - うさぎさん» 好評とても嬉しいです！コメントありがとうございました！ (2020年5月24日 16時) (
レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - とても面白いです。話の展開がとても好きです。応援しています。 (2020年5月8日 3時) (レス) id: 1ab5dd9ceb (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - セイラさん» 好みに合っていてよかったです！(*^^*)コメント&応援ありがとうございました！ (2020年5月7日 11時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
セイラ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです！！話の展開がとても好みでした。大変だとは思いますがこれからも頑張ってください！応援しています！！ (2020年4月26日 4時) (レス) id: 5ca5505410 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 応援ありがとうございます！一応同時進行で書いているんですがどうしても更新が偏ってしまいますね…、早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月23日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年11月2日 17時
