101.目線の先には ページ5
葉「明日A組みんなで買い物行こうよ!」
試験も終わり赤点組も決定したところに、葉隠さんの一言で教室内はワイワイと賑わい始めた。
上「おお良い!何気にそういうの初じゃね!?」
切「おい爆豪おまえも来い!」
爆「行ってたまるか、かったりィ。」
緑「轟くんも行かない?」
焦「休日は見舞いだ。」
峰「ノリが悪いよ空気読めやKY男共ォ!!」
もうすぐ一週間の強化合宿が始まる。
それに備えて準備をしようということらしい。
八「蛍さんもいかがでしょう?」
蛍「…予定あるから。」
麗「ええー!一緒に店まわりたかったのにな〜…、水着とか決めあいっこしよーって言ってたんだよ!」
蛍「…水着なんて買わない。」
強化合宿なのに旅行気分になんてなれない。
峰「オイおまえもかよ!つか買えよ!水着!!女子の水着姿が見たi…」
焦「オイ峰田…今、蛍でなに考えた…?」
峰「ヒッ、」
緑「ちょ、ちょ、轟くん個性発動禁止だから!」
飯「やめたまえ轟くん!!」
騒がしい…。
___
_____翌日
「それでは少々お待ち下さい。」
蛍「はい、お願いします。」
がやがやと病院のロビーには人が多くいる。
そこには患者服を着た人、ソファに座っている人、患者と話す親族らしき人達も少なくない。
「注射やだー!」
「こら!病院の中を走らないの!」
私は病院へ手続きに来ていた、__母の。
受付から離れたソファに座り、目の前の大きなガラス張りからは下の階の中庭が見える。
蛍「…」
ここはそれなりに大きい病院で施設も充実してるらしい。黙って外を眺めていると隣に誰かが座った。
「…轟?」
蛍「!…………相澤先生。」
偶然それが相澤先生だった。
相「怪我でもしたのか?」
蛍「してません。」
…彼は案外甘いところがある。
確かに普段の指導は厳しいものだし、一部の話では去年一クラス除籍処分したらしい。だけど見込みがあると判断した人には甘やかす所はとことん甘い。
蛍「…やはり"目"に問題が?」
相「いや、多少の後遺症はあるが…そこまで問題じゃねえよ。」
蛍「そうですか。」
そしてしばらくの沈黙。
……ふと、中庭にあるベンチに目がいった。
相「おまえは何しにきたんだ。」
蛍「いえ…大した用は。」
そこには患者服を着た女性と私服の男性が。
相「あれは轟か?」
私の目線を追ってか、先生は中庭にいる兄に気がついた。そしてその隣にいるのは…
___母さん。
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか!?感動してもらえてすごく嬉しいです…!!コメントありがとうございました! (2019年8月18日 18時) (レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる!!!(TДT)更新頑張ってください! (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!(TT)全力で頑張ります!! (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます!更新がんばりますね…!(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pino | 作成日時:2019年5月15日 15時