135.凍結していく ページ39
緑「左右の…"同時発動"…！？」
焦「やめろ…！！」
使い慣れてないどんな負担がかかると思ってんだ、それもあんなに膨大な出力で＿＿！！
BOOOOOM！！！！
「「きゃあああっ！！」」
「は、早く避難して下さい！」
緑「ここまで風がっ…！！」
切「何が起きてんだ！？」
大きな爆発が起きてこっちに突風と轟音が届いた。押し流されそうになるのを必死に耐える。
バキ、ベキ…と屋上から大きくはみ出た氷と建物自体にヒビが入る音。
「ねぇ！やばくない？」
「く、崩れるぞ！！！」
頭上の空を遮る氷と建物は嫌な音をたて続けている。
八「皆さん早く逃げて！」
切「嘘だろ！？」
緑「完全避難はとても間に合わない！フルカウル…！」ﾊﾞﾁｯ
飯「やめたまえ緑谷くん！！」
焦「やらなきゃみんな下敷きになっちまうぞ！」
そしてついに建物全体に亀裂が走り、身構えたその時
パキパキパキパキ＿！！！！
また驚くほどの大きさの氷が新しく出て来て崩れる前に廃ビル全体を覆った。吐いた息が白くなるほど冷気が辺りに充満する。
八「これって…」
飯「蛍くんか…！？」
「な、何か止まったぞ！」
「やった！！助かったあ！！」
周囲が歓喜したとは裏腹に俺と緑谷は顔を真っ青にした。
緑「さっきの超大技…その上きっと怪我もしてるはず…、そしてこの大氷結…！！限界なんてとっくに越えてるはずだよ！！」
緑谷の言ってる意味がわかったのか他の三人も顔色を悪くさせた。
「中に突入するぞ！！」
プロヒーロー達がやっとのことで中へ。
＿＿
＿＿＿＿
左目の重い瞼を上げる。
微かに視界に入る辺りの様子は悲惨なもので、氷で埋め尽くされている。
蛍「は……ぁ、」ﾊﾟｷ
左右の…同時発動…うまく、…出来た…。
体が…動かない、意識も、朦朧としてる。それに…体を覆うこの氷。
蛍「う"…ぁあ"…！」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
＿＿止まらない。
もう顔の右半分が覆われて視界が遮られた、体……も、少しずつ凍っていく。
市民の人たちは無事だろうか…でも人の雑踏や声が聞こえる、私は……守れたのかな…
蛍「…」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
思考も沈んで行きついに私の意識はそこでぶつりと切れた。
＿＿
＿＿＿
焦「遅い…！やっぱり俺も、」
飯「少しは待ちたまえ轟くん！」
一般市民の避難も完了した頃、廃ビル付近は黄色いテープが貼られて近くへはいけないようになっている。
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pino(プロフ) - 紗菜見さん» 本当ですか！？感動してもらえてすごく嬉しいです…！！コメントありがとうございました！ (2019年8月18日 18時) (
レス) id: 959de6d87f (このIDを非表示/違反報告)
紗菜見 - この小説めっちゃ感動できる！！！(TДT)更新頑張ってください！ (2019年8月18日 15時) (レス) id: 60662f9996 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - イマツギさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！(TT)全力で頑張ります！！ (2019年8月18日 8時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!!更新頑張ってくださいm(_ _)m (2019年8月18日 2時) (レス) id: 55b7647faa (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - こころさん» コメントありがとうございます！更新がんばりますね…！(^-^) (2019年8月1日 19時) (レス) id: 7816ba7c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pino | 作成日時：2019年5月15日 15時
