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春になって葵志もいろはも進級し、葵志は年長さんに、いろははりすぐみさんからうさぎぐみさんになった。
デートらしいデートが出来ないのは相変わらずだった。
予定が合わないと言うのと、外食やショッピングしても子ども達がすぐに飽きちゃうのでおうちデートがいいと言うのもあるが、やっぱりアイドルと外でデートはいかがなものかと思って誘いにくい。子ども達は章大くんと公園に行きたいらしいがもってのほか。
安「今日、夕方には終わるやろから夜桜見に行かへん?」
私「え?でも、外じゃあ…」
安「大丈夫やって。みぃんな桜見て人の顔なんて見てへんやろ。夜やし気付かれへんと思う。それにたまには一緒に外も行きたいやん?笑」
私「うん、行きたい」
安「笑。決定やな」
章大くんは嬉しそうにニコっと笑った。
章大くんの仕事が終わって外が薄暗くなるころ4人で車に乗って出かけた。
助手席はやっぱり葵志に取られた。
目的地の公園は賑わいはあるもののそんなに混んでもいなかった。
其々の団体がブルーシートなどを敷いてライトアップされた桜を見ながら飲んだり食べたり楽しんでいる様子だった。
葵志は公園に着くなり遊具に走って行き、いろはも葵志の後ろを追いかけた。
遊具の近くのベンチに章大くんと2人で腰掛けた。
私「きれー…。満開♪」
安「やっぱええなぁ」
ベンチの上で章大くんがそっと手を繋いだ。
安「冷たっ!!寒いん?もっとこっち寄り」
2人の体はぴったりとくっついて座り私の冷えた手は章大くんの上着のポケットに入れられた。
そんな恋人らしい時間はすぐにいろはによって終わらされた。
ブランコに座ったいろはが足をぷらぷらさせながら大きな声で呼んだ。
い「ままー♪おちてー♪」
章大くんと目を合わせて苦笑したが章大くんはすぐに立ち上がり「俺が押したろ♪」と走って行った。
2人が「おしょらまで〜♪」「お空までー♪」と楽しそうに遊んでいると葵志も
葵「ぼくもおして〜」
と来た。
私「葵志は自分でこげるでしょ?」
葵「ええの。ぼくもしょーちゃんにおしてもらいたいねん」
安「よっしゃ!葵志もお空まで飛ばしたろ〜」
葵志は嬉しいそうに笑った。
章大くんもいろはも楽しそうで葵志は嬉しそうで、そんな光景を見て私は幸せな気分になった。
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章大(プロフ) - こんにちは! いつも楽しみに見ています! このお話大好きです! もう少しヤスくんカップルのいちゃいちゃとか夜のお話も詳しく見てみたいです! (2020年5月15日 4時) (レス) id: 29c3dff3f4 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます。大好きだなんて言ってもらえてとても嬉しいです。亀更新ではありますが頑張ります! (2019年10月31日 6時) (レス) id: 6c665acb39 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ほのぼのとしていて、本当に大好きな作品です!二人の恋の行方がすごく気になります…(*^^*)応援しています!! (2019年10月27日 23時) (レス) id: 774dc9dc2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雲 | 作成日時:2019年8月26日 13時