【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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コナンくんの目を見つめて「ね？」と首を傾げるとコナンくんはまだ納得がいかなそうな顔をしていた。

「あの場で動けたのは俺だけだったし、俺が出来る限り何とかしようと思ったんだ」

「じゃあ死んだと見せかける為の小道具は？銀行に強盗が来ると予言していたとでも？」

さすが名探偵だなぁ小学生とは思えない考えをしてる…あっ、高校生か！


「実は銀行でお金を下ろしてスマホカバーを買った後、友達と遊ぶ約束をしていたんだよ、友達が誕生日だからマジックを披露してあげようと思ってね」

そんな友達一人もいませんけど！！！


コナンくんに疑われたら終わりだ、と内心凄く焦っているけれど得意のポーカーフェイスでにっこりと笑って見せる。

コナンくんはふぅん、と小さく呟いてからいつもの考えるポーズをし始めた。

なんだか犯罪者になった気分だよ〜
俺は何もしてないよね？
強いて言うならされた側だよね？一回死んだし！

未だに考えるポーズを取っているコナンくんの顔をチラリと横目で見てみると、コナンくんの口元が歪んだ。

歩美ちゃんが言うところの、悪戯っ子の顔である。

そんな顔されると嫌な予感しかしないよ〜〜


「嘘つき」

コナンくんが俺を見上げて笑って言った。


え、、かっこい、、じゃない

なんで嘘だってバレたんだ？いや、もしかしたらカマをかけているだけかもしれない。

「なんで嘘だってバレたんだ？とでも思ってる？」

「っ」

エスパーかよ！怖い！！

「…俺はな、今まで何度もマジックを見破ってきてんだよ。だから見ればすぐ分かる………」

それってキッド様の事だよねー！！やばい！！ライバルってかんじ！！やばい！興奮するわ！！

って違うだろ興奮してる場合じゃないだろ……俺今絶対絶命の大ピンチじゃん


「あんたのアレは、マジックなんかじゃない」

コナンくんは俺を化け物でも見たかのような顔をしていた。

あーあ、俺、その顔嫌いなんだよ。

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