【名探偵コナン】不老不死になっていた件について。【男主】

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「オラオラオラァ！！金出せェ！騒ぐんじゃねぇぞ！！！」

それを言うと同時にパンっと天井に向けて拳銃を発砲する覆面をかぶった強盗さんたち。

周りの女性は一斉に甲高い叫び声を上げる。

周りのビビリようによく思ったらしい強盗たちはニヤニヤしながら「怖いか？怖いか？｣と一人ずつ聞いていた。

なんて悪趣味。




ていうか、え？えっ？？？

銀行強盗？？？えっなんでこのタイミング？？？


ちなみにただ今俺はATMの前に立ってます。お金下ろしてました。

だってお金下ろさないとiPhoneカバー買えないですしおすし。あんな真っピンクで花柄のカバー、誰が好んでつけるんだよ

あ、お金出てきた。

ふむ、ざっと10万くらい下ろしたけどこんなもんで大丈夫かな、iPhoneカバー買って、食料買って、あとパソコンも買おう


そして一番重要なのは。



拳銃を持っている男がいるということだ。


死にたがりの俺が考えることは一つしかない。

殺してもらおう。

今までも何度か拳銃で試してはいるけれど死ねたことがない。

まぁやらないよりはいいだろ。

行動に移そうとふと周りを見ると、いつの間にかお客さんのほとんどが縄で縛られて床に座らされていた。

縛られていないのは、どうやら俺だけのようで。

「えっ、あれ？」

「…おいそこの中坊」

拳銃を持った強盗たちのリーダーっぽい男が俺に声をかけた。

低い声で、こっちへ来い、と手招きされる。

(とりあえず今は従っておこう、逆らったら殺してもらえないかもしれない。)

俺は少し怯えた表情をしながらその男の元へと歩いていった。

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