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松本くんが言ったお礼とはお礼にはなっていないようなもので彼が何を考えているのかたくさん考えてみたけど、やっぱりよくわからなかった。
そんなことを話していたらいつのまにか数学の先生が入ってきていつもどおりの日常が始まった。
こちらをチラチラ見ていたクラスメイトをみんな前を向き授業に参加しだして、私も適当にペンと教科書を出した時、
ﾄﾝﾄﾝ
と突然ノックされる机
潤「ねぇね、教科書まだ届いてないから見せてくれない？」
ささやくような声に少しドキッとさせられる
A「あ、うん」
潤「ありがと、じゃあ」
なにをするのかと思うと彼は自分の机を私の机にキュッとくっつけた
教科書を見せるんだから当たり前のことだけど、ありそうでなかなかないシチュエーションにちょっとびっくりした
先生に指定された教科書のページをパラパラと開く
無殺法に開いたそのページには前の授業で描いた落書きたちが広がっていて、
A「やば、」
とっさに隠したけどしっかりと見られてしまった
潤「ふふ、なにそれ笑、みせてよ」
A「いや、恥ずかしいから！！ちょっと待って消すから！」
潤「いーじゃん、みーせーてーよー」
A「やだよ！！」
まるで子供みたいに松本くんが教科書を引っ張るから思わず私も負けじと引っ張り返してしまう
数学担当「おいそこ！！球技大会気分が抜けねぇのか、前向け」
突然先生の声が響き渡り、どうやらそれを向けられたのは私たちで…
A「はい…」
潤「すみません…」
クラス全員からの視線を感じる…
潤「ふふ、怒られちゃったね」
クラス全員の前で怒られたというのに依然としてお茶目に笑う松本くん
A「もう笑い事じゃないよ！」
恥ずかしくてまともに前を向けない私は赤くなる顔を下に向ける
潤「かわいい、大野さん」
突然言われた一言にさらに顔が熱くなるのがわかる
A「！！！」
な、なんだこれ、せいしゅん？
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ほのぼの(プロフ) - 更新楽しみにしています (2021年4月24日 10時) (
レス) id: 4fea01553b (このIDを非表示/違反報告)
ユウキ - もうキュンキュン！続編楽しみにしています。 (2020年5月20日 21時) (レス) id: 83c8412582 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みかんさん» みかんさんありがとうございます、なんとか皆さんにドキドキしていただけるような作品になるよう頑張ります！ (2020年5月17日 6時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 毎日ドッキドキです (2020年5月16日 16時) (レス) id: 45b61c76f6 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - ましゅさん» ましゅさん、ありがとうございます、コメント本当に嬉しいです！がんばります！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nara | 作成日時：2020年5月14日 22時
