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A「…そんなことでいいの？」
潤「そんなことって、俺にとったらすんごい嬉しいことだよ。…だめ？？」
A「ダメなわけ！！そんなのもちろんだよ！むしろこっちがありがたいよ…」
潤「ふふ、ありがとう」
ｶﾞﾗｯ
数学担当「はーい号令ー」
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俺が友達になってって言ったとき、
君はきっと、なんだこいつて思っただろうね。
でも君を初めて見たのは今日の朝じゃないんだよ
俺がまだ日本に引っ越してきてすぐー
学校に転校の手続きをしに行った帰り電車を降りたとき、1人の女の子が颯爽と俺の隣を横切った。
今にも沈みそうな熟れた夕日に包まれるホームの上で
これから俺が通う学校と同じ制服を着ていた彼女はサラサラとなびく髪を風に包ませ、スラッとした身長に大人びた顔をして、不思議なオーラを放っていた。
そんな彼女に俺はいつのまにか目を奪われていた。
「おい邪魔だよ！！じじい！！」
突然耳障りな声がホームに響き渡ると腰の曲がった老人がボンとガタイのいい男に突かれた。
同時にその老人がついていた杖がコロッと転がり線路に落ちた
潤「おい！「大丈夫ですか？？！おじいさん！」
黙って見ていられず足を踏み出したその時、さっきの彼女がすぐさま駆け寄った。
老人「杖が…」
A「ちょっと待っててください！」
杖を落として身動きが取れない老人にそう声をかけたかと思えば彼女はためらいもなくホームから線路に向かって飛び込んでしまった
A「はい！おじいさん！これ杖！」
老人「おお！ありがとう、すまないね」
何秒かして下から覗かせた彼女の笑顔が、俺の心を動かすのを止められるわけがなかった。
そんな彼女から目を離せないでいると
駅員「ちょっと！！！何やってるんですか！！今非常停止ボタンを押したので線路踏まないように早くあそこの階段から上がってきてください！」
後からやってきた駅員が荒立てた声で彼女に言った。
A「あ！すみません！！」
そしてホームに上がってきてからも、彼女はこっぴどく駅員に怒られていた。
決して間違った行動をしてないのに空回りして、冷や汗をかきながら何度も謝る姿が最初に目に入った時の印象と全然違くてなんだか愛おしく感じた。
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ほのぼの(プロフ) - 更新楽しみにしています (2021年4月24日 10時) (
レス) id: 4fea01553b (このIDを非表示/違反報告)
ユウキ - もうキュンキュン！続編楽しみにしています。 (2020年5月20日 21時) (レス) id: 83c8412582 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - みかんさん» みかんさんありがとうございます、なんとか皆さんにドキドキしていただけるような作品になるよう頑張ります！ (2020年5月17日 6時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 毎日ドッキドキです (2020年5月16日 16時) (レス) id: 45b61c76f6 (このIDを非表示/違反報告)
nara(プロフ) - ましゅさん» ましゅさん、ありがとうございます、コメント本当に嬉しいです！がんばります！ (2020年5月16日 0時) (レス) id: c63e5f2293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nara | 作成日時：2020年5月14日 22時
