死んだら苗字が北になってました。【HQ】

15話 ページ15

２年ズがうちに来るのに慣れた頃。


双子が来ない！！！


先週うちに来た侑は、

侑｢来週の水曜また来るで！｣

と言っていた。


今日は水曜日。

保育園の迎えには北さん1人できていた。

1度家に寄ってから来るのかなと思ったが、部活が終わってからかなり時間が経っている。


『信ちゃん、侑くんと治くんどないしたん？』

痺れを切らした私は北さんに聞いた。


北｢ああ、今日双子が来る日やったな。侑が風邪で治は看病しとるで。｣

『え！？大丈夫なん？』


北｢大丈夫やろ。最初は侑も大したことないとか言っとったけど、大人しく帰ったで。｣


ああ、泣いてまうやろ！！！か。


てか、治じゃ看病出来なくね？

何したらいいかわからなくて困ってるか放置でしょこれ。


『信ちゃん、私も看病しに行く！』

北｢バレーは別に今日じゃなくてもええやろ？それに今日中に侑の風邪は治らんで？｣

『行くの！』


じゃないと侑が死ぬ！！！

北｢わかった。準備してくるから待っとき。｣



私は準備を終えた北さんとポカリやらゼリーやらが入った袋を持って双子の家に行った。


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

｢はい、、って北さん？｣


少しして治が玄関から出てきた。


『私もおるで！』

治｢お、A。｣

北｢侑の看病に来たんや。Aが行きたいって言うてな。｣

治｢ほんまですか。とりあえず上がってください。｣

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