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9月29日
お母さんとお父さんを迎えにロサンゼルス空港まで兄と行きそのままに兄ちゃんの家に少し狭いがみんなで泊まることとなった
お父さんからは
頑張ってもっと食べろよ
と言われ
お母さんからは
元気そうでよかった
と言われた
兄ちゃんから明日SixT ONESのライブをみんなで行くことをお母さんとお父さんに言うと
一瞬俺の方を見て心配そうな顔をした
「大丈夫、見るのも俺の責任」
そういうと2人とも笑顔になって
各々
楽しみだねって言い始めた
_________
次の日
昼間は4人でおじさんとおばさんの家に行き
できるだけ外に出ないようにした
ホール周辺は日本人と外国人のSixT ONESファンでいっぱいらしい
夕方になり
開場時間になった17時頃
おじさんおばさんの家を兄ちゃんが運転する車で出た
車内では誰も一言も話さなかった
俺への気遣いなのか
俺が緊張しているのが伝わっているのか
ホールに近づいていくにつれて
人通りが多くなっていく
ツアーグッズを持っている人もたくさんいる
みんな楽しそうだ
ファンのみんながこんなに楽しみにしているんだ
絶対ライブも楽しいに決まっている
なんて言ったってアイツらは楽しませる天才だからな
車の窓から眺めながら思っていると
駐車場についた
警備員がむちゃくちゃ早口で案内をしている
警備員「〜〜〜〜」
兄「Say that once more please 」
「兄ちゃん突き当たりを右に行ってまっすぐ行くと駐車場がもう一個あるからそこに言ってくださいって」
父「北斗、お前随分英語できるようになったんだな」
「もうこっちに来て8ヶ月経つからね
一通り聞き取れるし、喋れるようになった
やっぱり本場はスゴイね」
兄「俺もおんなじぐらい居るんだけどな(笑)」
そういうと4人で笑った
駐車場に車を停めた
兄「母さんと父さん先に入っていていいよ
俺と北斗始まるギリギリにに行くから」
そう言って兄ちゃんはお母さんとお父さん分のチケットを先に渡した
「なんか楽しみと不安と緊張が入り混じっている変な気持ち」
兄「俺も」
「なんでよ(笑)」
兄「わかんない(笑)」
そんなことを話し合っていると
開演の5分前になった
時計を見た兄ちゃんが
兄「そろそろ行くか」
と声をかけてきたため
帽子とマスクをつけて外へ出た
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作者名：ちきん | 作成日時：2019年9月30日 18時
