#117 ページ17
side black
・・・・
遠くでみんなの話し声が聞こえる気がする
目をゆっくり開けた
樹「北斗、おはよう」
「ん、、、おはよぅ」
慎「北斗、よく寝てたね」
「うん、、もう大丈夫・・」
ジェ「俺たち来て疲れてない？」
起きたばっかであんまり働いていない頭で答えた
「んーん、楽しいよ
俺、みんな、すきだから」
樹「よしよし、、可愛いな
俺たちも北斗のこと大好きだよ」
樹がそう言って手で頬をスリスリした
ジェ「北斗、早く退院して一緒に仕事しような」
ジェシーも俺の左手を握ってきた
高「俺たち北斗いないとダメみたいなんだわ
だから元気になれよ」
俺がいないとダメか・・
言われたことなかったな
そんなこと思ったこともなかった
だって特に昔なんて
テレビに出ても喋ることもなく
樹やジェシー、慎太郎に任せっぱなしだった
最近では少しずつ人見知りも改善されて
喋るようにはなったけど・・
その後もみんなでワイワイ
話をしていると夕飯の時間になった
夕飯もお昼と同じように
12階のレストランで病院食も同じメニューをテイクアウトしてみんなで食べた
夕飯も半分くらい食べることができた
20時30分になった
21時に消灯になるため
そろそろ出なければいけない
樹「北斗、また明日来るな」
「・・うん」
ジェ「どうした？寂しくなっちゃった？」
「・・そうじゃなくて、、
みんなの負担になってるなって、、
つかれてるのに」
俺がいなくなって数ヶ月とここ最近
仕事が終わると静岡に来たりして
多分めちゃくちゃ負担になっている
高「そんなこと言うなよ
俺たちは来たくて来てるんだから
負担だなんて少しも思ったことないよ」
京「また明日も絶対来るから！！」
何故か京本が強めに言ってきた
樹「ははは・・なぜきょもはそんなに強く言ったかわからないけど
北斗は考えすぎだよ、考えすぎて悪い方向に行くの北斗の悪い癖」
慎「北斗から何度拒否られても居なくなっても
俺は絶対北斗を探し出せる自信があるよ」
高「だからといって居なくなられたら困る(笑)」
「みんなありがとう
明日か明後日には移植の結果が出るんだ
みんなのためにも頑張らないとな」
樹「そうだよ、また明日くるから
横になって休んで
こいつらうるさいから体力使うよ！(笑)」
「うん、、おやすみ」
布団をかぶって横になった
ジェ樹慎京高「「おやすみ、明日な」」
みんなが帰った後
久しぶりに人とたくさん話したからか
目を閉じて一瞬で眠りに落ちた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちきん | 作成日時：2019年8月22日 14時
