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「や……柳……」
顔の熱があっという間に冷や汗に変わる。
これがフラグ回収、という奴だろうか。見事なもんだ。
感心している場合ではない。顔色をうかがってみると、その顔にはいつもの笑みが浮かべられていた。いつもより楽しそうに見えるのは……気のせいだと思いたい。
「どこから聞いていた?」
「……全部」
「ふむ……やはりな」
「やはりって……わっ」
掴まれた左手を思い切り引かれる。倒れこみそうになった先にいた彼に抱きとめられる。
突然の出来事に、数秒脳の処理が遅れる。
二人の動悸が合わさり、どちらのものかさえ曖昧になった。また全身が熱を帯びていく。
「俺もずっと気づいていた」
「え?じゃあ……」
「……ああ。わざと言った。お前に向けて、な」
優しい声色だった。何だか恥ずかしくていたたまれなくなってしまった。
「……ね、誰かきちゃう、」
「大丈夫だ。こんなところに人が来る可能性は低い」
「…………もう無理……死んじゃう……」
いつも主導権を握られていることは気に食わないが、彼の腕の中は嫌いじゃないから今日は許してあげよう、なんて。
熱に浮かされて少しおかしくなっちゃったみたいだ。
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これはひどい。
書き直すかもしれません。
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紫梦(プロフ) - メロンさん» 作業用に仁王君の曲探してたら見つけました。とても良い曲でした!笑 ほんとにリクエストに沿えてるか不安でしたが、そう言って頂けて嬉しいです。リクエストありがとうございました!よろしければまたリクエストお願いします。 (2018年8月31日 22時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)
メロン - Fake聞きながら、描いたんですね笑。可愛かったです!リクエストありがとうございました!また、機会があればよろしく御願いします! (2018年8月31日 22時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
紫梦(プロフ) - メロンさん» 了解です!できるだけご期待に添えられるように頑張ります。少々お時間頂くかもしれません…! (2018年8月26日 8時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)
メロン - 紫梦さん» では、お言葉に甘えて…。初で奥手な仁王くんがみてみたいです~(^w^) (2018年8月26日 2時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
紫梦(プロフ) - メロンさん» 世界観だなんてそんな…!私には勿体ないくらいの褒め言葉です…ありがとうございます!仁王くんですね、了解致しました!なにか設定やシチュなどのリクエストあればお願いします〜前の仁王君と被るといけないので! (2018年8月25日 21時) (レス) id: 231b2007bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫梦 | 作成日時:2018年7月31日 21時