mission52 ページ13
youside
凛月｢セッちゃん耳まで真っ赤〜♪｣
いつのまにか起きてきた凛月くんが泉さんの事を弄る。
瀬名｢くまくんうるさいんだけど。…あのさ、かさくん。｣
朱桜｢は、はい。｣
瀬名｢その、今回俺が怪我したのは、俺が油断したせいだから。俺がちゃんとかさくんに指示ださなかったからかさくんに責任を感じさせた。だから…ごめん。｣
司くんは困ったような顔をしながら首を横に振っている。
まるで泉さんは悪くないとでも言いたげに。
鳴上｢…司ちゃん、アタシからも言わせてもらうわ。｣
朱桜｢は、はい。｣
鳴上｢泉ちゃんが言ってたように、司ちゃんがいてくれて助かってるの。…普段口に出さないだけでね？だからアタシは出来れば司ちゃんにはKnightsにいて欲しい。もちろん、司ちゃんがどうしてもKnightsを辞めたいなら強制は出来ないわ。でも、アタシ達は出来ればやめて欲しくないと思ってる。
｣
朱桜｢…｣
凛月｢俺もまったく同じ意見。｣
今まで黙っていた凛月くんも口を開いた。
凛月｢スーちゃんの失敗なんて正直どうにでもなる。俺は話の1部始終しか聞いてないけど、まぁ、スーちゃんが責任感じてKnightsをやめようとか言うのは予想出来てたけど。｣
朱桜｢…｣
凛月｢俺もスーちゃんには世話になってるし。あとはスーちゃんの気持ち次第かな？ねぇ、スーちゃんはどうしたいの？｣
朱桜｢それは…｣
司くんの瞳が揺れた。多分、迷っているんだろう。本当にKnightsを抜けるべきなのか。
A｢Knightsには司くんが必要なんだよ？｣
朱桜｢！！｣
A｢もし、司くんがKnightsにいるのが嫌なら悩むのも分かるけどさ、Knightsの皆が司くんを必要としていて、司くんもKnightsにいたいのなら、答えはひとつしかないと思うよ？｣
私がそう言うと、司くんは瞳をうるませながら声をはりあげてこう言った。
朱桜｢私は…朱桜司は！許されるのなら怪盗Knightsとして皆さんと一緒に居たいです！！！｣
♪。.:＊・゜♪。.:＊・゜
公式の司くんはこんなメンタル弱くない！って思いますよね…すみません。司くんはこの章を乗り越えて少しずつ成長する過程を書きたいなと思い、公式よりもメンタルを弱くしました。
公式のあんスタとはまた違った司くんなんだなと割り切って読んでいただけると幸いです。
あと10話位で司編完結かなぁ…(あくまで予定です)
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作者名：リューゲ | 作成日時：2022年8月1日 20時
