【歌い手】ヒ ト メ ボ レ。 【浦島坂田船】

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『よし、こんなもんでいっか』


弟に夜に電話され、まさかの家に4人くると言われ、あせあせと片付けを終えた私です。
センラね…可愛いんだけどね…突然だよね…

まだかな、と思っていたら案の定すぐ鳴るインターホン。
のんびり返事をして私も玄関に向かった。

ガチャリ、とドアを開ける。

『久しぶりセンラ〜、元気？大変だったでしょ？』

「姉さん〜、久しぶりやなぁ、疲れたわぁ」

私を見た途端ぱっと表情が明るくなる。弟可愛い。
というかまた背大きくなった気が。
きゃっきゃとはしゃぐ弟に癒されつつ、後ろに立っている3人にも声をかける。


『いらっしゃい、私の家って気にせずゆっくりしてね』

緊張してるかな、と心配しつつ声をかけて微笑むが反応が無い。
まあそりゃそうか、友達の姉の家だもんね。仕方ない…。

「…す、」

『うん？』

ずっと下を向いてた3人のうちの背の低い子がばっと顔を上げた。
その頬はほんのり赤く色づいてみえて。
綺麗な黄緑の瞳と目が合った。


「好きです」

『え、』


「めっちゃ可愛い…結婚しましょ」

「目合わせられへん…可愛い…」


続けて2人も顔を上げてくれるが言う言葉が衝撃的すぎて固まってしまう。
うん、待って…？この3人自分が言ってること理解してるよね？


「「「お付き合いとかどうですか」」」

『お、お断りします…？ 』


折原A、初。

同時に3人に告白されました。

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