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キッチンで朝食の準備をしていると
後ろからフワリと抱きしめられる。
『ちょっと志麻くーん、動きづらいんですけど』
「んー」
『いやんーじゃなくてね。朝ご飯食べれなくてもいいのー?』
卵をかき混ぜていた手を止めてそう聞くと
「Aたべるからいい」
何て言い出すもんだから、思わず菜箸を
落っことした。
『何言って…ひぁ?!』
耳を甘噛みされて思わず声が漏れる。
「顔も耳も真っ赤やで?」
『み、耳元で喋らないで！擽ったいから!』
どうにか志麻くんをひっぺがして
朝食作りを再開した。
ほんと、心臓に悪い…
それから程なくして朝食ができあがったので
志麻くんを呼ぶ。
『志麻くん、できたよ』
「お、ありがとな」
2人で席について手を合わせて
いただきますをする。
「うま。お前日に日に料理上手くなってない?」
『えへ、そうかな』
実は料理は元から得意な方だったけれど
志麻くんが美味しいって食べてくれるから
日々精進しているのだ。
恥ずかしいから言わないけれど。
食べ終わって食器を片付けようとすると
「俺やっとくからええで」と、私の食器を
流し台まで持って行ってくれる。
『私も手伝う』
「ええって、朝飯作ってもろたし。ゆっくりしとき」
『じゃあそうする…ありがと』
お言葉に甘えて、ソファにボフっと腰掛ける。
志麻くんの背中を見ていると
将来イクメンになりそうだよなぁ、何て…。
『何想像してるの私…!』
何だっっか小っ恥ずかしくなって
志麻くんの背中から目を逸らした。
でも、付き合ってるってことは
ゆくゆくはそうなるんだよね…
志麻くんは、結婚のこととか
考えてたりするのかな。
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月6日 11時) (
レス) @page31 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
さしゃ(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2020年9月26日 8時) (レス) id: bbde3145a2 (このIDを非表示/違反報告)
なべる(プロフ) - さざんかさん» ありがたいお言葉…!コメントを励みに頑張ります！ (2020年7月5日 1時) (レス) id: c0f0ac9e60 (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します…！このお話が大好きで今か今かと待ってます(´；ω；`)頑張ってください！！ (2020年7月4日 1時) (レス) id: 63429259c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2020年1月22日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なべる | 作成日時：2019年11月8日 0時
