【D!】犬か、人間か。【男主】 (ページ14)

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次は2人目

扉の前に行こうとした時そこにはもう老緑色に赤の差し色がはいった軍服をきちりと着こなし銀のフレームのメガネと七三のヘアスタイルが象徴的な彼、書記長ことトントンさんがいた

ト｢A、おはようさん｣

このトントンさん、俺が起こさなくてもちゃんと起きているのだ
ここ最近戦後処理が忙しいのか少し隈が目立ってきているけれど

ト｢Aはいつも賢いな〜他のやつにも見習って欲しいわ〜｣

わしわしと両手で頭を撫でてくれる彼の頬はすごく緩んでいる、それはもう粛清している姿が嘘に感じられるくらいには

なんとなく気づいてはいたけれど動物が好きらしい
毎回こうして撫でてくれるのだ

ト｢じゃあ他の奴らも頼んだで｣

そう言って俺を端末のカメラに収めた後普通に歩いて去っていった

『(...あの動作に毎回無駄がなさすぎてつっこむのが追いつかないです)』

中身がいい年した野郎なのが申しわけない

？｢あ、Aおはよう｣

？｢おはようめう〜｣

そんな思いにふけっていると誰かが声をかけてくる
声のする方向へ目を向けると濡羽色の髪と同じ色をした優しい目付き
白を基調とした軍服に黄色や黒の装飾を纏い、赤のバッテン印がよく目立つマスクをつけた復讐鬼ことひとらんらんさん

そして人のよさそうな細い目をし文字のωを思い出させてくれそうな口元、栗皮色のくせっ毛の髪の毛をひと束にまとめて横に流している
深緑の軍服に様々な装飾と肩に金色のエボレットをつけ、それと対比するような赤いトルコ帽を被っているJKこと♂♀(オスマン)さん

この人たちの二つ名は他の方々が呼んでいたので詳細は分からん

『きゃん！(おはようございます)』

オ｢やっぱりちっこい動物は可愛いめう〜！｣

ひ｢癒されるね〜｣

すっごいほのぼのしてる、周りにお花が見える
こちらもすごく癒されておりますよ

ひ｢そうだA、大ちゃんとロボロ朝から情報管理室にいるみたいだから迎えにいくならそっち行くといいよ｣

『わふっ！わふっ！(そうなんですか、ありがとうございます！)』

返事して偉いめうーとオスマンさんに撫でられる

人間のときのくせでそのまま返事してしまうし何より中身は何度も言うがいい歳をした野郎だ、こういう扱いをされるとなんだかムズ痒くなる

ひと通り撫でられた後二人は食堂へと向かっていった

残りの人達も早く起こしに行かねば