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【心配】7 ☆ ページ14

「脈から察するに、王女さまも皇子さまも大事ないかと。」

「ほんとに?!良かったぁ〜…。」

ゆづ王子が頭をもたげて胸に手をあてる。
こんなにもご心配をおかけしてしまって申し訳ないなと思いながらもそっとお腹に触れると、言い様のない安堵感に包まれる。

この子も一緒に頑張ってくれたんだ…。

「でも念のために、戻られましたらすぐにお城の医師にも診てもらってください。」

医者が立ち上がって手を洗い始めたので、私の診察はこれで終わりみたいだ。

「ありがとう。」

お礼を言って、ほっとしつつ自分もまた席を立つと、ゆづ王子がてきぱきと座っていた椅子をもとに戻した。

「A、帰り支度を。」

「え。」

帰り支度?

「公務は一応これで終わりだから。崩落についての処理はまっちーに任せて、もうお城で休んでもらう。」

拒否権なしだから。と言われて、ここも従った方がよさそうだなと思う。

「わかりました。」

「じゃ行こ。先生ありがとう。」

ゆづ王子から先生にお礼を告げて二人でこの部屋から出る。

帰路につく前に、村のみんなにお別れを言いたいなと思っていると、廊下に人が一人ぽつんと座っているのが見えた。例の少年だ。

「あ、お姉ちゃん。」

向こうも私たちに気付いて目が合う。
次に医者に診てもらうのだろう。見たところ大した怪我はなさそうでほっとする。

「君も大変な目にあったね。」

お家の方は?と尋ねると、向こうで大人の話をしていると答えたので、少し話し相手になってあげようかと思い、頭をぽんぽんと撫でる。
すると何故か私ではなく、隣に視線を向けた。

「……。」

そこには王子さまが立っておられるのだけど、会釈して、少し上目遣いにじーっと見つめている。

「ん、何?」

そんな仕草に対して、目をぱっちりと見開いて機嫌良くにこっと笑うゆづ王子。
きっと少年も、王子さまと会う機会なんて滅多にないから興味津々なのだろう。

こんなふれあいも、優しい王子さまだから許されるんだろうなと誇らしく思っていると、この後少年の口からでたセリフにひっくり返りそうになった。

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鹿(プロフ) - みなみさん» どうなるんでしょう?!フリーどうなるんでしょうか!昨日はなかなか寝付けず、今日は遅めに起きました^^;朝のニュース、ずっとイチローさんで、ちょっとがっかり!? (2019年3月23日 8時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - サルコウが…サルコウがぁぁぁ…!点差が大きいな…。一面に書かれる言葉を気にしていたゆづだけど、全部イチローさんに持っていかれましたね。やっぱりイチロー引退には勝てないよね。そうか、イチローが引退か…。野球ファンでなくとも、結構おおきいな、これは。 (2019年3月22日 8時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 以前より、声が良くなった気がします^^そうとう使ってるなと思ったんですが…。(絶対家で歌いまくってると思われ)早く日本に帰ってこないかなー! (2019年3月18日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 心菜さん» すごい!現地観戦だなんて!楽しんで応援してくださいね^^帰国はまだかなー。ニュースも目が離せないですね! (2019年3月18日 17時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - あっちもこっちも見るところがいっぱいあって、王子はやきもちやいちゃいますね。雪肌精のCM、素敵ですね。芝居の台詞はダメでも、ナレーションは心地よい声で向いてる気がします。引退後はあちこちから引っ張りだこでしょうね。 (2019年3月17日 19時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鹿 | 作成日時:2019年2月15日 20時

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