【みんなのゆづ】4 ★ ページ37
“甘い世界だな…魔界は完全なる成果主義だ…”
「それはいつか魔界に帰ったときに充分発揮してくれたらいいから。」
今はあくまでも氷の国在住で、俺のしもべだというニュアンスを含ませつつ言い切る。
するとそれを聞いていたシロが、珍しく俺の足元にすり寄ってきた。
少し安心したのかな。
今日でしばらくお別れだし、一度抱っこしてやろうかと思ってかがんだら、どこからともなく黒くて小さなものが、上下移動をしながら空中を横切った。
無意識に目で追っていたら、その子が俺の肩にふわりと舞い降りる。
「フェイ。」
やっと来たか。
ついさっきまで寝ていたのか、眠そうに薄っすらと目を開けている。
「お前はまだここにいるよね。」
刑事に差しのべていた腕の向きを変えつつ、肩に乗っているフェイをぐっと掴んで、胸の前で抱っこする。
親指で小さな顔をそっと撫でると、テレパシーで返事が返ってきた。
『え〜…？どうしてそんなこと聞くの？』
「シロがしばらく北の大地へ帰るんだよ。」
俺はみんなに聞こえるように声に出して話す。
『そうなの？！あー…でもしょうがないよね、刑事くん、本当に暑そうだったから。』
「だから戻ってくるまでニジンスキーと仲良くな。」
『えっ！そっか…。が、頑張る…。』
少し不安そうにおどおどしているけと、努力を試みるあたり適応力があるな。さすがAB型。
“コウモリか…狐よりはましだな…”
「そだ、フェイ。ニジンスキーにこの国のことを色々教えてやってよ。」
『え！』
考えてみれば、ニジンスキーは俺とフェイのテレパシーを聞き取れる貴重な存在だ。
何か問題が起きた時、フェイから随時知らせがくれば、わがままの抑制くらいにはなる。
「空を飛ぶ者同士仲良くして。」
『うん…。じゃあ…とりあえず今夜一緒に散歩、行く…？』
早速フェイがニジンスキーを、日課である夜の散歩に誘う。
“夜か…別にかまわないが…つまらなかったら即帰るぞ…”
『え〜…怖い。』
「よしよし、大丈夫だから。な。」
シロにしたように、フェイの喉をゴロゴロと撫でてご機嫌をとる。
なんだかこうしていると、普通にかわいいペットたちに囲まれているみたいで和むな。
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鹿(プロフ) - 智枝さん» ありがとうございます！！！！私はほぼ毎日よその小説を読み漁っているので、普通はたまに読むものなんですね〜。妄想は＾＾しかし全部のチケットを持っているとは…。おぬし何者！？私はFaoi参戦だから！ (2019年2月15日 19時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - 超絶久しぶりに来たああああ！進みすぎて追い付くまで時間が必要だぜ。お話の感想は読んでからしやす(笑)とりま、明日のせせん公式練習のチケ取りがんばる！ちなみにせせんはオールイベントチケで全日観戦しやすv(＾ω＾)v (2019年2月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» けんかじゃないので、すぐに元通りになりそうですね＾＾はやく来季の試合を書かねばならないのですが、まだそこまでたどり着かないという…。四大陸の結果もちらほら入ってますね！みんながんばー！ (2019年2月8日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 王子の感情は羽に現れるのですね。王女にはバレバレ。視察が終わったら、もう帰りの馬車で仲直りできそうな気がしますが、どうでしょうか？明日から四大陸選手権。女子たち頑張れ！あと、友野くんに期待です。刑事くんも自分に負けるな！昌磨は強気で優勝だ！ (2019年2月8日 1時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そうですね！行ったり来たりしてもらいます！前回は羽生さんがペットを飼ったらこんな感じかなあ〜って書きました＾＾けっこうドSに攻めそうじゃないですか？着々と主従関係ができてます！ (2019年2月4日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年1月5日 13時
