【これから】5 ★ ページ20
こうやって信頼してもらえる奥さんがいて本当に良かったな、と思っていたら…。
「分かっています。ただそれなりのペナルティは受けていただきます。」
え？！
「待ってそれって…？！」
側近が君主を脅すのか。
それはいくらまっちーでも聞き捨てならねーぞ！とテーブルに手をついて立ち上がろうとしたら…。
「以前から難色を示されていた橋の視察へ行っていただきます。」
あ…。
「そんなのずるくね？！」
「いいえ。良い機会ですから、これを教訓に無茶なことをしないでくださいね。」
そう淡々と言われて返す言葉もない。
橋の視察というのは、無良くんの騒動の際に落札された案件だ。
気にはなっていたものの、Aの事を考えるとどうしても足を運ぶのに抵抗があったのだ。
「ゆづ王子、頑張りましょう！」
「うー…あー…はい。」
やっぱりまっちーはあなどれないやつだった。
その後話し合いは、魔女やニジンスキーのことですっかり時間をとってしまい、いつの間にか夜になってしまったため、今日は切り上げてもう二人で部屋に戻ることにした。
結局、ニジンスキーを取り込んだことはまっちーに言わなかった。
また秘密を作るようで申し訳ないけど、こればっかりは説明のしようがない。
実際に変わったことといえば、黒い羽が生えたことくらいだし、それはA以外、誰にも見ることはできないのだから。
「ただいま。」
そして、やっと久しぶりに帰って来た自分たちの部屋に挨拶をする。
ソファーに座るなり、うんっと背伸びをしたら、Aがお茶の用意をしながら話しかけてきた。
「あ、ゆづさん今嬉しそうですね。」
「うん、やっと落ち着けるもん。」
ニジンスキーを取り込んでからというもの、微熱続きで医務室で過ごす羽目になってしまったけど、やっぱりAと一緒のこの部屋が一番いいに決まってる。
「背伸びしたら羽も伸びるんですね。」
「え、そう？」
Aに指摘されて、ちらっと自分の背後を見つつ、少し羽をぱたぱたと動かす。
「まっちーさんに怒られてるときは、しゅんとしてました。」
「そんな表れてる？」
「羽まで感情豊かなんだなって思ってました。」
「そっかぁ〜。」
Aはなかなか細かい所まで観察してるんだなと思いながら、ふとコウノトリのいる窓の外へ視線を向ける。
もう暗くなっていて、今姿を確認することは出来ないけど、色んなを事を考える中で、もう一つ心に引っ掛かっていたことを思い出したのだ。
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鹿(プロフ) - 智枝さん» ありがとうございます！！！！私はほぼ毎日よその小説を読み漁っているので、普通はたまに読むものなんですね〜。妄想は＾＾しかし全部のチケットを持っているとは…。おぬし何者！？私はFaoi参戦だから！ (2019年2月15日 19時) (
レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
智枝 - 超絶久しぶりに来たああああ！進みすぎて追い付くまで時間が必要だぜ。お話の感想は読んでからしやす(笑)とりま、明日のせせん公式練習のチケ取りがんばる！ちなみにせせんはオールイベントチケで全日観戦しやすv(＾ω＾)v (2019年2月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 8a519c5c92 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» けんかじゃないので、すぐに元通りになりそうですね＾＾はやく来季の試合を書かねばならないのですが、まだそこまでたどり着かないという…。四大陸の結果もちらほら入ってますね！みんながんばー！ (2019年2月8日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 王子の感情は羽に現れるのですね。王女にはバレバレ。視察が終わったら、もう帰りの馬車で仲直りできそうな気がしますが、どうでしょうか？明日から四大陸選手権。女子たち頑張れ！あと、友野くんに期待です。刑事くんも自分に負けるな！昌磨は強気で優勝だ！ (2019年2月8日 1時) (レス) id: 42f93678ff (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» そうですね！行ったり来たりしてもらいます！前回は羽生さんがペットを飼ったらこんな感じかなあ〜って書きました＾＾けっこうドSに攻めそうじゃないですか？着々と主従関係ができてます！ (2019年2月4日 16時) (レス) id: 73ad5e2308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2019年1月5日 13時
