【お世話】4 ★ ページ40
★ゆづサイド
お城に戻ってきて少し仕事を片付けていると、バリバリという大きな音がして、思わず手を止める。
「何今の。」
「王子さまのお部屋の改装工事の音ですね。」
「あ、そっか。」
まっちーに言われて、自分でお願いしたくせに忘れていたのを思い出す。
「本日からはさすがにお部屋でお休みになれませんので別のお部屋を用意しております。」
「ありがと。」
そうだった。
Aが帰ってきたら同室になるんだ。
やばい、想像するだけでにやける。
「Aさまが謹慎だというのに、やけに余裕ですね。」
「えっ。」
「もっと落ち込まれるのかと思っていましたが。」
苦笑する。
まっちーは俺がフェイを使って色々やってることを知らないので、不思議がられてしまった。
危ねぇ…俺はいつでもAの様子がわかるから、安心しすぎてるのがばれる。
「あー…。だってほら、一週間だし？わりとあっという間じゃない？(笑)」
一瞬、話しておこうかなって思ったけど、血の契約のことまで深く探られそうなのでやっぱりやめておく。
勘が鋭いまっちーには完全防御しておかねばならないから。
「元気のない王子よりは良いですけど。所で本日のスケート視察、王子のお眼鏡に敵う逸材はいましたか？」
話題が今日のスケートの話になって安心する。
「うん。キッズはまだわかんないけど、ジュニアの子で何人かいたよ。」
特に一希はなかなかの選手だ。
「それは良かったですね。王子さまもいずれ現役を引退なさいますし、そこで国のスケート熱が一気に冷めては困ります。王子さまには一生涯、スケートにお付き合い頂きます。」
……。
いいけど、改めて言われるとなんか怖いな。
また仕事を再開しようとしてふと今日佳菜と話したことを思い出す。
そうだ、お城でスケート教えたいって言ってたの、ちょうどいいから今まっちーに話しておこう。
「ねぇまっちー。」
俺は完全に仕事を放棄して話しかける。
「なんですか。」
「今日佳菜と話してたんだけど、お城のリンクで子供向けのスケート教室をしたらどうかな。」
ちょっとわくわくしつつ反応を伺っていると、思った以上に驚いた表情をするまっちーに可笑しくなる。
「…誰が先生をするのですか。」
「佳菜。」
「……。」
そして俺の正室の名前がでてきたからか、さらに驚いてる様子を見せる。でも俺は気にせず話を続けた。
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鹿(プロフ) - yukiさん» 本当ですか？！うれしいです！！ひとつ、里帰りする話でも書きたいなーと思ったのですが、すんごい長くなりそうで今だ執筆に至っておりません(笑)ファンタジーは設定を気軽に無視できるので、書いてて楽しいです！ (2022年1月1日 8時) (
レス) id: ac41a7df10 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - このシリーズが、大好きです。番外編とかあったら読みたいです。 (2021年12月30日 23時) (レス) id: e391a6e98e (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 私もリアルタイムで見てました＼(^o^)／ノーミスしてさらにその上の事をしないと上位にはいけませんね。ジャンプを後半に持ってきたり、繋ぎも大事何だなーと思いました。でもやっぱり羽生さんは別格だ(笑) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 女子フリー、みんなの頑張りに涙が滲みました。バンクーバー五輪の代表選考で中野友加里さんとあっこちゃんとの勝負を思い出しました。うう〜、本当に２枠しかないの？辛いですね〜。２位の２枠目は坂本さんが優位かな、とは思います。さっとん、本当におめでとう！！ (2017年12月23日 23時) (レス) id: e2f297e7a8 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - みなみさん» 羽生さん。今年の運勢、健康面あまり良くないんですよね。来年頑張って欲しいですね(・∀・)全日本はたぶん…チラ見かな(笑)女子は気になりますね！！狐さんの正体、かなり先になりそう？！ (2017年12月21日 16時) (レス) id: 5b18a5bb03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鹿
| 作成日時：2017年11月18日 0時
