検索窓
今日:17 hit、昨日:39 hit、合計:195,471 hit

おはよう ページ2

.



ぱち、と目を開ければ一瞬普段と違う雰囲気に戸惑って、覚醒していくほど見慣れた天井と部屋が目に入ってくる。隣には良平さんがまだ眠っていて、体を彼の方に横に向ける。

ゆっくりと寝息を立てる表情を見つめながら、指先で頬に触れてみれば。



「…………ん、…んっ、Aー、?」

『あ、ごめん(笑)起こした?』

「……起こした、んだろ、」

『あははっ、』

「ん、なんじ、?」

『7時、ごめん、寝てて?(笑)』

「んーーっ、もう出んの?」

『まだだよ』

「おれも、まだ、、だから、」

『んー?(笑)わあっ?』

「A」

『ん?』

「おやすみ」

『ふはっ、おやすみ』



まだ半分くらいしか目が空いてない状態で、しばらく会話したと思えば、腰に手をぎゅっと回されて。そのまま彼の胸に顔を埋めて、もう一度目を閉じた。






「Aー?」

『ん、んっ、……あ、』


名前を呼ばれているような気がして、目を開ければ、こちらを見て笑っている良平さん。あれ、ちょっと前と立場が逆転してる、?


「ちゃんと二度寝したね?」

『んーっ、うん、』

「もう準備しなきゃじゃないの」


髪の毛をふわっと、撫でられながら、ゆったり話されるのが心地よくて、もう一度寝てしまいそうになる。


『んー、おき、る』

「起きれるー?(笑)」

『おきれるよ、』

「目開いてないけど(笑)」

『ん!おはよう』

「ははっ、おはよ(笑)」



目を開いて合わせれば、いつもの顔で笑われて。好きだなあ、なんて表情を見つめながら思って。





.

甘えたがり→←■Wiki



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (149 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
711人がお気に入り
設定タグ:男性声優 , 木村良平
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シカク | 作成日時:2021年12月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。