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顔をあげた彼女は小柄で、誰がどう見ても可愛くて守ってあげたくなるタイプ。
「あっ、ミニョン先輩！おつかれさまです！」
『おつかれさま』
何も知らない。はずが無い。
この子はきっと、彼と私が付き合っていたことも知っている。
何故って、私が紹介したんだから。
飲み会の後に、迎えに来てくれた彼が皆に挨拶をしてくれてた。簡単なものだったけど、どうやら2人はその時に惹かれあっていたらしい。
JK「･････････キムさん、行きましょうか。すいませんでした、前を見ていなくて」
気を利かせてくれたのか、ジョングクが私の手を取って引っ張ってくれた。
貼り付けただけの笑顔で、足が棒のように地面にくっついて離れなくなっていたことに気が付かなかった。
引っ張られてやっと、呼吸ができた気がした。
『あっ、はい！すいません！じゃあパクさん、失礼するね』
精一杯の振る舞いをする。
彼女はぺこりとお辞儀をして、何も言わないまま去っていった。
なんだ、自分は勝っているとでも思っているんだろうか。
あんな男、あんたにくれてやる。
JK「･････････ナ、･･････ヌナ！」
『へ？』
JK「大丈夫？顔色悪いけど」
『あ、うん。大丈夫、ごめんなさい仕事中に。考え事してたみたい』
いけない。こんなんでこの先どうする。
まだ吹っ切れていない自分に嫌気がさす。
ジョングクの心配そうな目が、私に刺さって痛い。
『大丈夫だってば。あ！そういえば、私ジョングクの連絡先知らなくて･･･教えといて貰ってもいい？』
JK「あ、本当だ。うっかりしてたね、送っとく」
お互いに電話番号とカトクを交換する。
『あ、今言うのもなんなんだけど、今日夜ご飯に誘われて･･･あの、ご飯作るって約束だったのに･･･』
そういう契約で一緒に住まわせて貰っている身なのに、さっそく破ったみたいで申し訳ない。
JK「ご飯？男？」
すこし、ジョングクの表情が固くなった気がした。
『違うよ、浮気されたところなのに懲り懲り。同期のミナって子と。早く帰るようにしますので』
JK「そっか、ならいいよ。また帰る時連絡してね」
なんだこの付き合いたてのカップルみたいな会話。
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uri(プロフ) - りんりんさん» わあ！嬉しいです😂最初の方の作品だからぐだぐだなんですけれども…笑ありがとうございます♥️ (6月25日 22時) (
レス) @page43 id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - もう本当に読んでいるだけなのに、❤️がドキドキしまくりましたww 久々の胸キュンありがとうございました😍とっても読んでいて楽しかったし、終わり方もなんだか感動しちゃって、こっちまで心がポカポカしました💗 (6月25日 22時) (レス) @page43 id: c1731ae876 (このIDを非表示/違反報告)
＃ピーチパイ(プロフ) - uriさんの作品気づけば全部読んでしまいまいました！どの作品も面白かったですが、個人的にはこれが1番好きです！大好きです！！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 45ed2b8755 (このIDを非表示/違反報告)
かのまる。(プロフ) - uriさん» 読めているので大丈夫です！ (2022年7月14日 22時) (レス) id: 3434abd7ee (このIDを非表示/違反報告)
uri(プロフ) - かのまる。さん» かのまる。様 コメントありがとうございます！20ページ、未記入のままで見れなくなっておりました。お話は続いて読めてますでしょうか？いつもありがとうございます！ (2022年7月14日 7時) (レス) id: ef26db2c6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：uri
| 作成日時：2022年6月24日 1時
