青い花 番外編

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拓弥side



拓｢…｣

さっきから海が携帯を見て悩んでる。

海｢や、だめだな｣

おまけに独り言。


拓｢さっきから独り言うるさいんだけど｣
海｢ん、あ、ごめん｣
拓｢今度は何に悩んでんだよ｣
海｢！…実は｣

一瞬海の頭の上に｢！｣が見えた気がしたけど
気にせず話を聞いた

拓｢そういうことね｣
海｢で、今も誘われてる｣

確かにさっきから海の携帯がうるさい。
どんだけ来てほしいんだよその友達

拓｢その友達はなんでお前にこだわるわけ？｣
海｢さぁ｣
拓｢どうせ、お前が芸能人だからとか
そういう理由だろ｣
海｢なのかな｣

ため息が思わず出た。

拓｢じゃあ聞くけど、その友達とは
しょっちゅう遊ぶほど仲いいわけ？｣

俺の質問に少し考える海。
その考えてる時点で答え出てんじゃん


海｢…そんなでも。なんなら久しぶりに連絡きた｣
拓｢ほら。その辺ちゃんと考えた方がいいよ
下手すりゃ、勝手に撮られた写真ばら撒かれたり
情報渡すやつだっているんだから｣
海｢そっか、ありがとう｣
拓｢おう｣

海は携帯を開いて何か打ち込む。
きっと、友達の誘いを断ったんだろ





今まで、そういうやつは何人も見てきた。
若手からベテラン、スポーツ選手、
アイドル、俳優女優

こんな危ない世界でなんで踊ってるのか
たまにおかしく思える時もある。


でも、6人…"7人"と一緒にいたいと思えたから




きっと、俺はお金をもらえなくても
この"7人"と超特急をやると思う。



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