ep.4 がんばれ飯田君！ ページ19
それからまたしばらくして、いろいろあった昼休みも過ぎ、再びホームルームの時間…
夢主「それでは、残りの委員を決めていきたいと思いますが…
その前に」
不自然な言葉の切り方をしたAは、教卓の前に歩み出て、いきなり「ごめんなさい」といいながら頭を下げる
夢主「仕事との両立の関係もあって、学級委員長はできません
だから、私の代わりに…飯田君に委員長をお願いしたいんです」
Aのその言葉に、クラス内がざわつく
Aは頭を上げ、言葉を続ける
夢主「昼休みに食堂で起きたこと、私は防犯カメラの映像で見て知っています
あの場にいた人は知っていると思いますが、彼は食堂にいた生徒のパニックを、見事に静めていました
私はその姿を見て、彼が学級委員長にふさわしいと考えました」
飯田「！」
Aの言葉によって、沈黙に包まれたクラスだったが、その沈黙を破ったのは、クラスのムードメーカー的存在になりつつある切島だった
切島「俺はそれでもいいと思うぜ
Aもああ言ってるし、飯田、食堂で超活躍してたしな｣
上鳴「ああ、それになんか…
非常口の標識みてーになってたしな！」
飯田「・・・」
その言葉を聞いていた飯田がAを見ると、
その視線に気づいたAもゆっくりとうなずいて見せる
相澤「時間が勿体ない…
何でもいいからさっさと進めろ」
夢主「相澤先生…」
クラスの空気をぶち壊すかのように低い声で言い放った相澤は、朝と同じように寝袋にくるまり、倒れこむようにして眠りにつく
飯田「…委員長の指名ならば仕方あるまい
以後はこの飯田天哉が、委員長の責務を全力で果たすことを約束します！」
切島「任せたぜ、非常口！」
切島のその一言を皮切りに、クラスのあちらこちらから飯田に向けたヤジが飛ばされる
そんな中、「私の立場は…」とひそかに落ち込む八百万に、Aはそっと「ごめんね…」と耳打ちする
夢主「でも、きっと百ちゃんなら誰が委員長になっても、しっかりフォローできると思ったから…
副委員長、頑張って」
そういってAは、飯田と入れ替わるようにして教壇を降りる
飯田「それでは早速、本題に移りたいと思う…！」
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そよ - 緑谷君がいないですよね。 (2020年8月16日 6時) (
レス) id: b161648529 (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - わー♪頭の中がパンクしそう♪設定、特に今のE組の関係しりたい♪憧れって殺せんせーかな♪ (2020年1月14日 0時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
カンパニュラ(プロフ) - 天川さん、リクエストありがとうございます！できる限り頑張ってみます!! (2018年9月30日 15時) (レス) id: 02b0455114 (このIDを非表示/違反報告)
天川(プロフ) - 見させてました！！主人公は緑谷くんの立ち位置なんですね！そこでリクエスト？をお願いします。緑谷くんを敵の方で登場させたりはできないでしょうか…？そんな展開も面白いかな〜ということで、お願いします。 (2018年9月29日 22時) (レス) id: 14e99eec09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンパニュラ | 作成日時：2018年9月22日 16時
