小さな世界/センラver ページ20
高層マンションの一室。中々に綺麗な夜景を私はぼーっと眺めていた。
もうやる事がなくなってしまった。夕飯も作ったし、その他の家事も終わらせた、あとは彼の帰りを待つだけ。
私の世界には、彼しかいない。
と、その時玄関のドアを開ける音がした。帰ってきたのか、と玄関の方へ小走りに駆けて行った。
「おかえりなさいｰｰセンラさん」
「ただいま、A。ええ子にしとった？」
「はい、ちゃんと留守番してましたよ」
そう言うと偉いなぁと私の頭をぽんぽんと撫でた。彼に褒められたのが嬉しくて、自然に顔を綻ばせてしまう。
センラさんは、私の恩人だ。私は以前階段から転落してしまいその際に頭部を打ってしまったらしく記憶喪失になっているのだ。
彼はそんな私の面倒を見てくれているのだ。本当に頭が上がらない。彼は私が外へ出るのを凄く嫌がるから出たことなんてないけど、今度外の世界にセンラさんと行ってみたいな。
￣￣￣￣￣￣
Aとは元々恋人だった。しかし俺はどうやら他の人より独占欲というのが強いらしく、彼女が俺以外の奴と関わりなんて持たないでほしい、と常に願っていた。
そしてAに命じた。俺の部屋から一歩も出るなと。Aはひどく抵抗した。俺にはその理由が全く理解できなかった。
彼女の世界には俺だけでいい。それの何が間違っているのだろうか。
そしてある日、Aは勝手に玄関を開けて出ていってしまった。慌てて追いかけると下の階へと階段を降りている最中だった。
ｰｰそして俺はその背中を押した。
骨折でもしてしまえば俺から逃げられないと、そういうつもりでやったのにまさかの記憶喪失だなんて
ｰｰなんてラッキーなのだろう。
怪我なら完治したらその後はどうなるか分からない。しかし記憶喪失ならAを洗脳してずっとここに縛りつけておける。
何も覚えていないAは、俺だけが自分の全てだと信じて疑わない。それが堪らなく愛おしい。
Aの世界の住民は俺と彼女だけの、二人だけでいい。
Aは俺だけのものになってくれれば、それでいいのだ。
ｰｰ例えそれが無理矢理の上に成り立っているものだとしても。
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可愛い後輩ちゃん - なるちゃんの口調そっくりすぎるwwwww🍥🍥 (2022年3月27日 13時) (
レス) id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅー - まふまふさんの監禁系お願いします！ (2022年2月13日 11時) (レス) @page25 id: 67f46d50a0 (このIDを非表示/違反報告)
月花月 - リクエストです、坂田さんの閉じ込める系お願いします (2020年7月6日 21時) (レス) id: fc0fb56c2a (このIDを非表示/違反報告)
蒼空@リス(プロフ) - いきなりですがリクエスト失礼します、志麻さんで服従系ヤンデレをお願いします！！ (2019年7月28日 6時) (レス) id: 9910aa95ba (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - きゃらめるさん» 承りました!!元々、まふまふさん視点は考えてはいたのですが、都合上、本編に載せることが出来なかったので、載せる機会を与えてくださりありがとうございます…!!のろのろ更新ですが、精一杯頑張りますので、宜しければまた見て下さると嬉しいです〜!! (2019年2月14日 0時) (レス) id: 54c8766224 (このIDを非表示/違反報告)
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