じゅったんくんが語ります ページ27
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『…ここ、好きだけど、全然良いところじゃない』
「でもAちゃんの色んな感情が詰まった大切なところだろ、」
『……そうだけど、でもここで何するの？』
「あの初めて俺らが話した日から1ヶ月経ったでしょ？だからちょっと俺の話、聞いてほしくて」
『…でもこの場所ってことは、マイナスな話ってこと？』
「ちげぇって、笑 俺がAちゃんの大切な場所を、これから良いところに変えてくための話」
そう言って優しく笑うじゅったんくんからは、本当にマイナスの雰囲気なんて出てなくて。
ここまでの好きって話は全部嘘でした！罰ゲームでした〜！ってノリだったら悲しくて泣いちゃうな。なんて思ってたけど、きっと、絶対、そんな話じゃないよね。
「…んー、俺がAちゃんのことを最初に認識したのは、入学式のときでさ」
『……入学式！？』
「ふはっ、そうそう。でもその時は、ちょっと気になるなーぐらいだったの」
…そんな前からじゅったんくんの中に私がいたなんて、信じられなかった。
信じられなかったけど、嬉しいなって、思っちゃった。
「だから俺、はやく関係もっちゃお〜って軽い気持ちで近づこうとしたの、クズだよな」
『…クズだけど、でも、近づいてこなかったよね』
「うん、なにか話すきっかけほしいなって思ってさ。最初に話しかけようと思ったのが、1年の体育祭だったのよ。」
…あれ、何か嫌な予感がする流れだね？
「選抜リレーでさ、Aちゃん、転んじゃったじゃん。」
あっ、ほら〜、やっぱりね〜！
「最初のAちゃんの勝手なイメージで、きっとどうしようって焦ってすぐ泣いちゃうんだろうな、って思ったの」
『…あ〜、うん』
「だからここで俺が声かけに行けば良くね？？って動こうとしたらさ、もう一瞬で立ち上がって即走り出して、次の人にバトン渡してたじゃん、」
その時のリレーは、うちのクラスがトップで走ってたのに私が転んだことによって3位になってしまって。うわ、やばい、しぬ、走らなきゃ。
って、それしか考えられなかったんだよね。
「そのまま走った後のAちゃんを目で追ってたらさ、桜ちゃんのこと見た瞬間めっちゃ泣いてんの、笑」
その時に聞こえてきた会話が俺忘れられなくて。って、じゅったんくん。
私もよく覚えてるよ、その桜ちゃんとの会話。
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金平糖(プロフ) - リーさん» ありがとうございます！頑張ります！これからよろしくお願いしますです！！ (2021年5月31日 16時) (
レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
リー(プロフ) - 更新頑張ってください！続き楽しみにしてます！ (2021年5月31日 12時) (レス) id: 8ee030e35d (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - おすしさん» うわんお待たせしてしまい申し訳ありませんでした(> <)そう言って貰えて私も嬉しさ倍増です…！主人公ちゃんがふわふわなのわかってもらえてて嬉しいですありがとうございます！！ (2021年5月25日 15時) (レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
おすし(プロフ) - 久しぶりに更新されて嬉しさ倍増です！！ふわふわな主人公ちゃん可愛いです… (2021年5月24日 22時) (レス) id: 7b37edd1c5 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - つきみそばさん» おっ！！これからもどんどん気になるところできっていきます！(笑) (2021年3月24日 14時) (レス) id: 15b222ef21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖
| 作成日時：2021年3月3日 21時
